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掲載日:2023年12月21日
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事業者名 | 株式会社CRS埼玉 |
代表者名 | 代表取締役 加藤 一臣 |
設立 | 2004年2月 |
所在地 | 川越市芳野台2-8-36 |
主な事業内容 | 自動車リサイクル業、鉄・非鉄類の卸売 |
従業員数 | 73人 |
ホームページ | https://crs-saitama.com/ |
当社は平成16年、自動車リサイクル法の施行を目前に、自動車リサイクル業者として創業しました。
自動車由来の樹脂・エアバッグ生地・シートベルト生地などは、素材としてのリサイクルに回らずにサーマルリサイクル(熱回収)が中心となっており、発生するASR(自動車破砕残渣)は大きな社会的問題になっています。
省燃費規制への対応などで自動車は更なる軽量化が求められており、自動車に採用される素材の中でリサイクルが困難な材料の割合は右肩上がりに増えてきています。
当社は環境負荷の少ない素材としてのリサイクル率を高め、地域社会全体にもリサイクル・アップサイクルの考えを根付かせたいと思い、取組を始めました。
温暖化、大型台風などにより多くの水害車両が発生しています。それらをリサイクルしている当社は、リサイクルを通じて社会貢献したいとの想いで、HPやSNSでブルーカーボンなどについて発信しています。また、「産業技術総合研究所」の地球温暖化を抑制するブルーカーボン研究開発を応援しています。
▲ブルーカーボン開発研究への寄付
エアバッグやシートベルトの生地は、希少かつ頑丈な要素を持っています。再利用されないそれらの生地を、バッグの生地にアップサイクルしています。
生地の分解作業は福祉作業所に依頼し、生地を上履き袋に加工して市内小学校等へ寄付するなど、環境面のみならずSDGsの普及・実践に繋げています。
▲上履き袋を市内小学校へ寄付
市内工業高校へエアバッグ生地を提供し、未来につながる若い学生のアップサイクル学習に寄与しています。
▲市内工業高校へエアバッグ生地を提供
地域へのエコ・SDGs啓発のため、エコプロダクツやSDGsアクションフェスタなどの環境啓発イベントに参加し、来場者や地域の方にリサイクルやアップサイクルについて紹介し、エコやSDGsを考えるきっかけを提供してます。
▲環境啓発イベントへの参加
エコプロダクツへの出展やSDGsアクションフェスタの立ち上げ、工業高校へのエアバッグ生地の提供や、地元小学校へのアップサイクル上履き袋の寄付を通じて、地域社会との関わりが大きく広がりました。自社だけでなく地域社会にリサイクル意識が普及することで、環境負荷低減にも寄与しています。
また、地域の方や、子ども達にリサイクル製品やアップサイクル製品に触れていただくことで、環境問題について考えるきっかけを作るSDGs啓発イベントを催して、環境保全に対する意識を高めてもらっています。
新たに繋がった地域関係者、学校などから会社見学も受け入れており、100人規模の小学生の会社見学なども予定しています。
リサイクルを地域に根付かせるCSRの輪が広がることによって、会社イメージの向上、リサイクル活動の認知にも繋がっています。
当社のモットーである「ネジ一本まで無駄にしない」に従い、自動車軽量化の中で発生するリサイクルに回らない素材の研究を行い、埋め立てからリサイクルにまわすことで、社会的に問題となっているASR(自動車破砕残さ)への対応を推し進めます。
研究と先端設備への投資を行い、経済性の伴うリサイクルを追求して、社会課題を解決するとともに経済価値を向上させる取組は、CSV(Creating Shared Value 社会価値と経済価値の両方を創造する経営モデル)に繋がります。他の企業の模範として、業界全体で環境負荷低減に寄与して、企業の社会的責任を果たしていきたいと思います。
また、啓発活動を通じて地域社会との関わりが強くなったため、今後も会社見学の受け入れや、啓発イベントへの参加、寄付などを通じて、人と社会に責任を果たせる企業であり続けたいです。
様々な物がリサイクルされている中で、自動車もリサイクルがされている事を多くの方に知ってもらうことを目的として、解体の際に発生した素材をアップサイクルしたり、実際に解体の現場を地域の方々に見てもらったりして、普段乗っている車が役目を終えても次のモノに生まれ変わっていくことを知ってもらっています。これからも様々なカタチで私たちの取組を発信し、リサイクルの意識を高めていくことが我々の使命だと考えています。
代表取締役 加藤 一臣
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