株式会社マミーマート

CSR・社会貢献活動について

活動を始めた時期・きっかけ

当社はグループコンセプト「Enjoy Life!」の考え方に基づき、バリアフリーの店舗づくりを推進しています。当社では2006年より「日本補助犬協会」の活動を支援しています。スーパーマーケットは、生活に密着する場所だからこそ、すべてのお客様にとってお買い物がしやすい環境でなくてはなりません。当社の補助犬の啓発活動を通じて多くの方に、障害の有無を超えて他者に対しての「心のバリア」を取り除くきっかけとなればと活動を続けています。活動としては店舗に育成を支援する為の募金箱の常設より始めました。人によってきっかけとなる事柄は異なりますので当社として「もっと知って」もらう様々な機会創出の取り組みをしています。

具体的な活動内容

2024年7月に、全76店舗の店長が【公益財団法人日本補助犬協会主催の内閣府認定事業「補助犬ガイド士育成講座」心のバリアフリー検定】を受講致しました。心のバリアフリー検定（初級）では、さまざまな心身の特性や考え方を持つ全ての人々が、お互いに理解を深めようとコミュニケーションを取り、支え合うという考え方を学びます。受講を通じて、心のバリアを取り除き、一人ひとりが共生の考え方を学びました。まずはじめに、店長層が受講することにより自身が店長を務める店舗にて従業員に障害種別によらない受け入れの大切さを共有しました。

▲補助犬ガイド士育成講座での様子

2024年6月にマミーマート所沢山口店、8月にビバモールさいたま新都心店にて【補助犬ふれあいイベント】を開催しました。このイベントでは介助犬・盲導犬・聴導犬の3種類の補助犬とのふれあいの他、ブースでの募金活動、チャリティーグッズの販売、補助犬のお仕事デモンストレーション等を通じて活動へのご理解、ご支援を多くの方々より頂きました。また、補助犬ユーザーより日常での困りごとや、街で出会った際のお声がけの方法などをお話しいただき、会場からの質問にもお答えいただきました。両会場には200名を超えるお客様が参加し、「補助犬を知るきっかけになった」とのお声を頂きました。

▲補助犬ふれあいイベントの写真

その他補助犬啓発活動企画と致しましては、補助犬育成の為の募金活動【第4回手作り募金箱コンテスト】の作品を2024年8月15日（木）～9月15日(日)の期間で募集しました。店舗ご利用のお客様、地域小学校や児童デイサービス施設など多くの方々のご応募いただき、昨年の4倍の数の合計466作品もの手作り募金箱が集まりました。昨年に引き続き創意工夫された作品、可愛らしい作品が集まりました。皆様から頂いた募金は、補助犬の育成や啓発活動資金として全額を日本補助犬協会へ寄付いたしました。

▲補助犬育成の手作り募金箱コンテスト

取り組んでよかったこと

取り組みをしていてよかったことは、まずは従業員の意識の変化のきっかけづくりとなったことです。企業のCSR活動が企業全体に根付くには全従業員が自分事ととらえる事が重要です。心のバリアフリー検定では、例として、スーパーマーケットを訪れた耳の不自由な方に対しての従業員のお声がけの方法を実践的に体験し、コミュニケーションを円滑にするための工夫なども学びました。店舗に常設している車いすなどの備品点検をこまめに行うなど、各人の行動に対しての意識の変化も見られました。結果的にお客様が安心してお買い物ができる店舗に繋がります。補助犬ふれあいイベントでは、SNSや地域団体への参加の声がけにより、子どもの情操教育の一環となり、補助犬を通じて障害の有無にかかわらず他者を思いやる気持ちを育むきっかけとなればと開催し多くの方の来場に繋がりました。手作り募金箱では、多くの方が作品に、補助犬のお仕事や育成の方法などを記載いただく事で、家庭内で補助犬について調べたり、聞いたりなど、家族時間が増えたと実感しています。今後も「Enjoy　Life！」の考えが一人でも多くの方に届くCSR活動の輪を広げてまいります。

代表取締役社長に聞く！CSR・社会貢献活動への思い

今後、マミーマートの企業規模が拡大していくには、企業としてさらなる発展の要となる「人」が大切であり、人材育成は重要な項目と考えています。様々な方が日常で利用されるスーパーマーケットではインクルーシブに対しての考え方に理解がある従業員が不可欠です。当社CSR活動、心のバリアフリー検定の受講を通じて、障害の有無にかかわらず「すべてのお客様が買い物しやすい店舗」と感じて頂けるように、一層人材育成を進めてまいります。

代表取締役社長　岩崎　裕文

 

▶CSR・社会貢献活動に取り組む企業・団体一覧表へ戻る◀