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掲載日:2023年12月21日
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事業者名 | 株式会社ヤマシタ 埼玉営業所・浦和営業所 |
代表者名 | 代表取締役社長 山下 和洋 |
設立 | 1963年3月 |
所在地 | さいたま市大宮区桜木町4-686 |
主な事業内容 | 福祉用具のレンタル・販売 |
従業員数 | 2,214人 |
ホームページ | https://www.yco.co.jp/ |
日本は世界に類を見ない超高齢化社会を迎えています。2025年には団塊の世代が75歳以上になることで、介護の需要がさらに増加することが見込まれており、介護予防の重要性が高まっています。
中でも、65歳以上の要介護認定者において、介護が必要となった理由の4位は「骨折・転倒」で、転倒を防ぐことは介護予防において大きなテーマとなっています。
当社は2021年5月、AIを利活用したサービスによる社会課題解決に取り組む株式会社エクサウィザーズと合弁会社を設立し、同社が開発した歩行解析AIツール「CareWiz トルト」を導入しました。トルトは、スマートフォンなどで動画を撮影するだけで、容易に歩行状態の評価を行い、適切な運動メニューの提案ができるツールです。
「高齢になっても安心して過ごせる地域を作りたい」との思いから、さいたま市内の地域包括支援センターと連携して、地域サロンや自治会の集会に参加し、歩くことをテーマにトルトを活用した転倒予防活動を無償で展開しています。
地域サロン(100歳体操)や自治会の集会などに参加させていただき、歩行解析AI(CareWizトルト)を使用して参加者の歩行能力の解析を行っています。
解析後は、その方に合わせたコミュニケーションシートを作成し、個々に合わせた運動をご紹介、実際に運動を行っています。
▲歩行解析の様子
▲解析結果
▲サロンの様子
現在の歩行能力を知ることで、転倒のリスクを軽減、介護状態を予防することができます。
現状、高齢者の約6割程度の方が自宅内での転倒によって骨折し、入院されています。退院後も歩行に自信を無くしてしまい、活動量が減少することで筋力がさらに低下してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。近年はコロナ禍で外出の機会が減り、他者との交流も少なくなっています。
我々は、歩行解析活動を通じて歩くことへの自信を取り戻し、同じ思いを持った地域住民同士で交流できる機会を作りたいと考えています。
ご家族やお孫さんなどと楽しく外出し、高齢者の“生きる”をもっと豊かにしていくとともに、他者との交流を増やし、閉じこもりをなくしたいと考えています。
AIによる歩行解析活動により、参加者の歩くことへの意識向上につながっていることはもちろん、動画で簡単に解析が出来るため、毎回の解析を楽しみにしていただいている方も多数おられ、地域サロンの参加率向上とコミュニティの活性化にも寄与しています。
また、本活動を通して地域の繋がりの重要性を従業員自身が実感するとともに、活動に参加する中で多数の感謝の声をいただき、従業員満足度の向上にも繋がっています。
今後も引き続き地域サロンや自治会での歩行解析活動を展開し、地域の方の「歩くこと、転倒しないこと」の意識向上と「歩くことをテーマとしたコミュニティづくり」に取り組んでまいります。
当社の企業理念「正しく生きる、豊かに生きる」には、我々は「正しさとは何か」「豊かさとは何か」を追求する姿勢を持ちながら生きたい、という想いが込められています。当社の福祉用具レンタルなどの事業活動を通して、持続可能な社会発展に貢献することはもちろん、この企業理念を体現していく上で、CSR活動は必要不可欠なことと考え、地域課題の解決に取り組んでいます。
総務法務部長 小池 正弘
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