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掲載日:2024年9月20日
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事業者名 | 資生堂ジャパン株式会社 プレステージブランド事業本部東日本支社 |
代表者名 | 支社長 髙田 亙 |
設立 | 1872年9月 |
所在地 | さいたま市中央区新都心11-2 明治安田生命ビル21階 |
主な事業内容 |
化粧品販売 |
従業員数 | 30,450人(グループ全体) |
ホームページ | https://corp.shiseido.com/jp/sustainability/report.html |
資生堂では、1949年、高校卒業予定者を対象に、社会人の「身だしなみ」としての化粧法を知っていただくために「整容講座」をスタートしました。
この「整容講座」は、すべてのお客さまに美しくなっていただきたいという想いのもと、時代の変遷とともに、高齢者や障がいのある方など参加者や目的に応じて内容を変え、発展してきました。現在は「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に基づき、様々な方々に向けて、地域の社会課題に「化粧のちから」を通じた対応をする専門職として、2022年1月、全国7エリアにこの活動を推進する部隊であるソーシャルチームを新たに配置しました。
化粧には、自分らしさを演出・表現するという「外に働きかける」作用とともに、化粧をすることで気分が上がったり、自身が持てたりするという「内面に働きかける」作用があります。こうした「化粧のちから」を生かし、誰もが自分らしく過ごせる社会の実現に向け、各地域のあらゆる主体と連携して様々な活動を実施しています。
資生堂ジャパンの社会活動では、性別や年齢、国籍、障がいの有無等にとらわれず、すべての方にスキンケアやメイクアップによる「化粧のちから」を楽しんでいただくために、対象者別に10の活動を実施しています。
地域の高齢者を対象に、化粧療法のエビデンスに基づいた高齢者向け化粧教室を開催しています。
化粧は、行うことで気持ちが前向きになるだけでなく、脳や身体、口腔にも良い影響をもたらします。例えば、腕の筋肉は、化粧品の容器を開けたり、リップを塗ったりする際等に使われます。また、化粧をする前には誰もがスキンケアで肌を整えますが、化粧水や乳液を資生堂の軽圧式塗布法でつけることによって、唾液線が刺激され唾液の分泌量がアップし、口腔ケアができます。
このように、化粧行為は心身ともに高齢者のフレイル予防として役立ちます。
特に埼玉県では、ウエルシア薬局株式会社様と協働して、ウエルカフェを会場に本教室を開催しています。2022年度は25件、2023年度は76件開催し、2024年度は64件開催する予定となっています。
▲いきいき美容教室
視覚に障害を抱えている方には、細かなテクニックが必要なメイクは敬遠されがちです。そういった方々に対し、ご自身の手指を顔に当て、それをガイドラインにしながらメイクを行っていただく「ガイドメイク」のセミナーを開催しています。
また、特別支援学校の生徒の皆様向けに、就職に向けた「身だしなみ講座」を実施しています。この講座では、社会に巣立つ高校3年生を対象に、新社会人としての第一印象をよくするための基本的な身だしなみを学んでいただきます。埼玉県では、2022年、2023年は29校で実施し、2024年は39校で実施する予定です。
▲ガイドメイクセミナー
その他、子ども向けの職業体験や洗顔セミナー、がん患者様を対象にした外見ケアセミナー、自分らしさを演出することができるLGBTQ対象のメイクアップ、多世代コミュニケーションのための地域住民へのセミナー、高齢者をサポートする担い手育成講座などを実施しております。
▲子ども向け職業体験
▲外見ケアセミナー
ウエルシア薬局株式会社様との「いきいき美容教室」での協働をきっかけに、各地域の社会福祉協議会様ともつながることができ、各社会福祉協議会様でもこの活動を実施するようになりました。このように、一つの連携や協働がさらなる連携・協働につながることを大変嬉しく思っています。
また、セミナーやサロンにご参加いただく前には「お化粧なんてしてないから」とおっしゃっていた方が、ご参加後には「楽しかった」「元気が出た」「久しぶりに口紅を付けたら誰かに見せたくなった」などとおっしゃっていたり、毎回ご参加の方の大輪の笑顔が咲くことも嬉しく感じています。
私達は、セミナーやサロンにご参加いただく方々のお気持ちに寄り添いながら、受講時だけでなく、日常生活においても”化粧行為“を実践でき、自分らしさや健やかさにお役立ていただけるよう、活動を続けています。
今後も各自治体、NPO・市民団体、民間企業等と連携をしながら地域協働活動を推進し、「化粧のちから」を通じて誰もが自由にビューティーを楽しみ、より一層充実した「自分らしい生活」を実現するべく、今後も活動して参ります。
弊社は経営理念である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」美の力でより良い世界を。のもと、ダイバーシティー&インクルージョンを経営戦略の柱と位置づけ、多様な美の価値観の啓発やジェンダー平等のための教育支援、中でも化粧によるQOL向上を目指す活動を実施しております。
今後も化粧・美容を通じて、すべての方々が美しく健やかに過ごせるよう、取り組んでまいります。
美容戦略部社会活動企画推進G 関東甲信越エリア ソーシャルエリアリーダー 亀井菜穂子
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