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掲載日:2023年12月21日

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和光紙器株式会社

和光紙器_マスコット画像

事業者名 和光紙器株式会社
代表者名 代表取締役 本橋 志郎
設立 1962年12月
所在地 川口市幸町1丁目9番17号
主な事業内容 包装資材の設計及び加工販売、環境配慮型包装資材一貫製造及び販売、避難所用商品の開発及び加工販売
従業員数 77人
ホームページ https://www.wakosiki.co.jp/

 CSR・社会貢献活動について

活動を始めた時期・きっかけ

2019年にSDGs活動を和光紙器でも推進していこうと活動の骨格、仕組み作りをスタートしました。2020年に入り、さらに活動を深めていこうとしていた頃、コロナ感染問題が発生しました。その後、緊急事態宣言が発令され、企業としてSDGs活動をすることができなくなりました。
その時、和光紙器として今やれること、役に立てることはないか?と考え、私たちはものづくりの会社だからこそ、地域の方々に役立つものを作ろう!と自社製フェイスシールドを開発しました。完成後は、事業所のある川口市、さいたま市をはじめ、学童施設や高校などにも寄贈し活用していただきました。
また、自家製フェイスシールドを開発する中で、ろう学校の現場では「マスクをつけた状態で手話をする」ことで手話が伝わらず困っているのではないかと思い、埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園(以下「大宮ろう学園」)へ話を聞きに行き、ろう学校の生徒・教員専用フェイスシールドを考え、寄贈させていただきました。同時に、SDGs活動を企業理念とリンクさせ、企業活動の一環にしたことも、活動的になった理由のひとつです。

和光紙器_活動写真1

▲フェイスシールドを製造する様子

具体的な活動内容

埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園への物品寄贈

大宮ろう学園の生徒たちに、「和光紙器ならでは」のプレゼントや支援活動を定期的に行っています。

例えば、コロナ問題発生時に製造した「生徒・教員専用フェイスシールド」や、室内でも楽しめる「自社製段ボール遊具」、生徒たちがお絵描きや遊びで使える「大判段ボールシート」、光で安全を知らせる「光るバランスバイク」等を生徒たちにプレゼントしています。また、SDGs活動を発展させ、椅子を引く時に発生する騒音に困っている学校に、「防音用クッション」として椅子に装着できるよう、従業員が集めた使用不能になったテニスボールを寄贈しています。

校長先生をはじめ、先生方からも定期的に話を聞き、学園内で困り事に対し「私たちが出来ること」で解決するお手伝いをしています。このような活動を通じて、2021年からは、大宮ろう学園の学校評議員も引き受けています。現在では、こうした活動を他県にも広げ、ものづくりで地域の子供たちの創造意欲を応援しています。
 

和光紙器_活動写真2

▲寄贈した大判段ボールシートでお絵描き

 ▶具体的な活動内容の詳細はこちら

取り組んでよかったこと

大宮ろう学園では、コロナウイルス感染問題が発生したことで生徒や教員のマスク着用が必要でしたが、マスクを着けた状態で手話をすることではコミュニケーションをとるのが難しい状況でした。今回提供した専用フェイスシールドを教員・生徒共に装着することで、授業や学園生活において、より安心してコミュニケーションがとれるようになり、安心材料が増え助かったと感謝のお声をいただきました。

また、大宮ろう学園の学校評議会を通じて、教室内で椅子を引く際に発生する音に困っていることを知りました。その話を聞き、SDGs活動で集めていた使用不能のテニスボールを提供し、防音用として椅子に設置したことで音の問題が大きく改善されました。

様々な取り組みの中で良かったことは、他県の事業所にも普及しています。「私たちができること」で子供たちや地域の力になれることがわかり、企業としても、人としても社会貢献への意識が高まり、成長につながりました。またSDGs活動を通じて地域や人の役に立てる経験ができたことで、よりSDGs活動の意味合いを理解でき、活動的になりました。

和光紙器_活動写真3

▲テニスボールの寄贈

今後に向けて

私たちは包装資材を開発、製造する上で、「サーキュラーエコノミー」の取り組みを重視し、環境を考え資源を有効活用し、無駄を生まないものづくりを追求しています。また、包装資材で使えるサステナブルな材料を開発し製造することへも力を入れています。環境をコンセプトに進めているのは、そうした取り組みを積み上げていくことで、子供たちが「資源」や「温暖化の環境」で将来困らないようにしていきたいからです。

これは私たちが行う社会貢献活動も同じと考えます。ひとつの取り組みで終らせるのではなく、地域でも私たちができる事を考え、継続していきます。大宮ろう学園、子供の教育の場、彩の国工場として子供たちの見学の受け入れ、地域のイベントなど企業活動の中で子供たちと接する機会を作り、一人ひとりが「子供たちの未来」を真剣に考えられるようになることで、本業の中で取り組む「環境を考え資源を有効活用し、無駄を生まないものづくり」の意味がより深く理解されると考えます。これからも「私たちのできること」を考え、子供たちのため、地域のためにサステナブルな活動を積極的に行っていきたいと思います。

 SDGs活動推進 岩槻チームリーダーに聞く!CSR・社会貢献活動への思い

和光紙器_メッセージ写真私は今年、「SDGs拠点推進リーダー」を引き受けました。リーダーとして、より多くの社員の環境意識を高められるよう活動しています。昨年、社内で「ゴミという呼び方をやめる」という提案がありました。今年は各拠点で「ゴミ箱」の名称を「めぐり箱」や「美化BOX」等の名前に変え、ゴミではなく資源という意識改革に取り組んでいます。また、私生活の中でもエコ運転、エコバックなど、誰でも取り組みやすい持続可能な行動を当たり前にしていき、未来へつながる環境活動を行っていきたいと思います。

主任 村井 武範

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

県民生活部 共助社会づくり課 活動支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4751

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