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掲載日:2023年12月21日
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水害車両のリサイクルを通じて未来に繋がる一助になればと考え、当社が出来ることとしてブルーカーボンに着目しました。
ブルーカーボンとは、海藻や海草、植物プランクトン等の海洋生態系が大気中の二酸化炭素を取り込んで固定した炭素のことで、2009年に国連環境計画(UNEP)によって命名されました。森林等陸域に蓄積するグリーンカーボンに匹敵する炭素量が海域でブルーカーボンとして固定されており、近年、二酸化炭素の主要な吸収源としてブルーカーボン生態系が注目されています。
2019年12月に開催された気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)は‘Blue Cop’と位置づけられおり、サンゴ礁やマングローブに関する保全や温室効果ガスの吸収、インベントリについての研究成果や施策に関する知見が多数交わされ、気候変動における海洋の重要性に言及しています。
大きな水害を引き起こすスーパー台風の発生が地球温暖化や海水温上昇に起因していることを知り、ブルーカーボンがその抑制に繋がる大きな可能性があることが分かりました。ブルーカーボンについて調べていく中で、産業技術総合研究所 環境管理研究部門 海洋環境動態評価研究グループ の塚崎あゆみ主任研究員による「製鋼スラグと浚渫土を活用したアマモ場創生技術の評価」レポートと出会いました。
製鋼スラグは自動車の主原料でもある鉄を作る過程で生成される副産物であることから、このような技術の研究開発を支援することで温暖化抑制に貢献できると考え、SDGsのゴール達成を目指して自動車リサイクルに取り組んでいるCRS埼玉では、リサイクル処理した1,008台の水害車両、1台につき1,000円、総額1,008,000円を、「国立研究開発法人産業技術総合研究所 環境管理研究部門 海洋環境動態評価研究グループ(鈴村昌弘研究グループ長)」に地球温暖化を抑制するブルーカーボン研究開発費として寄付しました。
▲ブルーカーボン開発研究寄付
またFacebook、Instagram、TikTokなど、老若男女問わず見ていただけるコンテンツを用意して、ブルーカーボンなどについて興味を持ってもらえるように発信しています。その中で、社会貢献や環境への取組も発信し、閲覧いただく方に意識を高めてもらえるよう心掛けています。当社は、普及活動を通じてブルーカーボン研究開発を応援しています。
大手アパレルメーカーからもアップサイクル生地を採用した商品が販売されるなど、環境への意識を高めることに貢献しています。エアバック生地から出来た上履き袋の寄贈は、これからの未来を生きる子どもたちと親御さんが、環境や未来について一緒に考えるきっかけになればとの想いも込めて実施しています。小学校への寄贈の様子はNHKなどのマスメディアにも取り上げられました。
▲上履き袋を市内小学校へ寄付
当校のデザイン科の授業の一環でアップサイクルを学ぶにあたり、エアバック生地の提供依頼がありました。社会貢献、未来に繋がる若い学生の学習意欲向上のために協力し、デザイン学習・アップサイクル学習に寄与しました。
▲市内工業高校へエアバッグ生地を提供
2021年に始まったSDGsアクションフェスタは、「川越から地球を元気に」という想いから作られたイベントです。個人レベルで環境を意識していただく目的で、当社に訪れたお客様に会社案内などと併せてエアバッグからできたオリジナルバッグを贈呈しました。一人ひとりにリサイクルやアップサイクルといった環境を考えるきっかけになればと思います。
▲環境啓発イベントへの参加
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