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掲載日:2024年4月1日
Q 鈴木正人 議員(県民)
拉致問題に関する啓発DVDの学校での活用状況につきましては、毎回一般質問などで伺っております。前回の令和元年9月定例会時には、DVDアニメ「めぐみ」の活用率はさいたま市を除く公立学校について小学校98.2%、中学校99.4%、高校78.4%、特別支援学級62.8%でありました。平成28年度に公立高校と特別支援学校に配布したDVD「横田滋・早紀江さんからのメッセージ」は高校54.3%、特別支援学校で39.5%と伺っております。
北朝鮮による拉致問題を若い人たちに伝え風化させないためにも、通算の活用率を上げることも大切ですが、児童生徒たちが配布されたDVDを必ず一度は鑑賞し、真の人権教育を学ぶことが大切であります。そのためには、定期的な状況把握も必要だと考えます。
そこで、教育長に伺います。
拉致問題に関する啓発DVDの学校での活用率は、現在どこまで上がってきているのでしょうか。また、児童生徒が卒業するまでに一度は両方のDVDを鑑賞できるよう、状況把握はできているのか。さらには、以前に行われた桶川西中学校での拉致問題に関する公開授業という取組については、県内の他校に広がっていったのか、お伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
拉致問題に関する啓発DVDの活用率についてでございます。
DVDアニメ「めぐみ」のこれまでの活用率は、さいたま市を除く公立小・中学校では100%に達し、高等学校で91.4%、特別支援学校で86.0%まで増えてきております。
また、「横田滋 早紀江さんからのメッセージ」も同様に高等学校72.2%、特別支援学校65.1%に増加しております。
次に、児童生徒が卒業するまでにDVDを鑑賞できているのか、状況を把握しているのかについてでございます。
県では、児童生徒が卒業するまでに一度はDVDを使った学習を受けられるよう、年間指導計画に位置付けられているか昨年度から調査を実施しております。
その結果、DVDアニメ「めぐみ」については、小学校78.1%中学校78.4%、高等学校82.7%、特別支援学校60.5%となっております。
また、「横田滋 早紀江さんからのメッセージ」については、高等学校61.1%、特別支援学校44.2%となっております。
今後も、児童生徒が卒業までにDVDを使った学習を受けられるよう校長や人権教育担当者を対象とした研修会等において、しっかりと働きかけてまいります。
次に、桶川西中学校での公開授業の取組が県内の他校に広がっていったのかについてでございます。
県内では、拉致問題への理解を深め、拉致被害者の奪われた権利を自分のこととして受け止めることができる授業が行われてきております。
例えば、DVD視聴後、子供たちが感じたり考えたりしたことを話し合うことで理解を深めたり、拉致被害者とその家族の心情に迫る授業などが行われております。
県といたしましては、引き続き、県立学校や市町村教育委員会に対して、様々な機会をとらえて桶川西中学校の取組を含め、優れた実践事例を紹介するなど、拉致問題に関する人権教育を一層推進してまいります。
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