トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和3年2月定例会 > 令和3年2月定例会 代表質問・一般質問 質疑質問・答弁全文 > 令和3年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(永瀬秀樹議員)
ここから本文です。
ページ番号:195419
掲載日:2024年4月1日
Q 永瀬秀樹 議員(自民)
川口市の北東部、市境となる綾瀬川を越えて川口市と草加市を東西に結ぶ南浦和越谷線、川口市と越谷市を南北に結ぶ健康福祉村戸塚線、川口市とさいたま市を東西方向に結ぶ東川口駅越谷線の3本の未整備都市計画道路が集まっています。いずれも市が事業主体であるこれらの道路は、川口市側はほぼでき上がっているか用地も整っていますが、綾瀬川を挟んだ対岸の各都市計画道路が未整備なために遮断され、都市計画道路としての機能が果たされぬままの状態に置かれています。川を越えるために架橋が必要であり、予算が甚大となることもありますが、それぞれの市の外れに当たり、行政の目が届かなくなりがちな地域であることも一因していると考えられます。
しかしながら、これらの道路が開通すれば、関係隣接地域の交通利便性は著しく上がり、住みやすさは格段にアップすると考えられます。加えて、地域内に存在する越谷防災基地、県民健康福祉村との避難経路、物流路の確保につながり、この地域の防災性は格段に向上すると考えられます。
さらには、本県道路政策の弱点である東西交通の円滑な通行を促し、人や物流の拡大による更なる経済の活性化を促し、県政発展に寄与することが期待できます。
この地域の未整備都市計画道路の整備促進については、地域の関心も高まり、昨年12月、県関係各所の担当者と小島信昭団長をはじめとする関係各市選出の自民党県議・市議をメンバーとする勉強会として協議会も発足しました。市境部におけるミッシングリンクの解消につながるこの未整備都市計画道路の事業化に向けては、関係各市間の連絡調整、国の補助制度の活用、県の財政支援の実施など、効果的な事業の進め方や財源の確保に向けた方策について広域行政の観点から県が積極的に関与し、早急に進めていただくようお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。県土整備部長の見解をお聞かせください。
A 中村一之 県土整備部長
議員御質問の3本の都市計画道路は、川口市、草加市、越谷市、さいたま市に跨る道路であり、整備はそれぞれの市が行うことを基本としております。
川口市内については、南浦和越谷線が既に整備され、東川口駅越谷線は綾瀬川への橋りょうを除いて完成しており、健康福祉村戸塚線においては、土地区画整理事業で整備が行われています。
一方、草加市、越谷市及びさいたま市内については、いずれの都市計画道路も未整備という状況でございます。
これまで県では、関係市と未整備都市計画道路の整備が進められるよう適宜意見交換や情報共有を行ってまいりました。
また、令和2年12月の勉強会には、県も関係市の職員とともに参加し、関係者間で、現状や課題が改めて共有されたところです。
整備が進まない要因としては、関係市において市街地の都市計画道路の整備を進めていることや新たな橋りょうの整備に多額の事業費が必要となることが考えられます。
県では、この地域の道路網の強化が東西交通の円滑化に資すると考えており、それぞれの道路整備が進むよう、関係市と意見交換の場を設けるとともに市の財政負担軽減に向けた国の有利な補助制度の紹介や技術的助言を行ってまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください