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掲載日:2021年12月21日
Q 新井一徳 議員(自民)
本年は、西日本一帯を襲った豪雨災害で多数の死者が出るなど、近年は異常気象による浸水被害など甚大な災害が多発しています。本県においても同様で、台風、豪雨などにより浸水などの被害が発生していますが、昼夜問わず精力的に災害対策に取り組んでいただいている各県土整備事務所職員の皆様に御礼申し上げます。
御案内のとおり、河川整備事業は原則として下流側から進めるものであり、事業の推進には莫大な予算が必要であろうが、長期間を要します。実は、本県においては、未改修の中小河川が多く、河川沿いに住む県民の不安は増大しているのが実情です。
私が住む北本市内を流れる一級河川赤堀川は、下流に位置する元荒川が整備中であることから、現在でも未改修です。赤堀川田周辺においては、近年の豪雨により道路冠水が頻発し、内水排除ができなくなっている状況です。特に昨年秋の台風21号の襲来で下流の元荒川で水位の高い状況が継続し、赤堀川の水が流れないことから、周囲の用排水路からの溢水に加え、赤堀川上流部でも溢水が発生するなど、県道下石戸上菖蒲線の新鯉沼橋周辺でその被害が顕著でありました。
こうした被害を受け、堤防の低い箇所のかさ上げなどを実施していただきました。しかし、地元住民はさらなる安心・安全を求めています。根本的な河川改修が進まない中、地元住民の安心・安全を確保するため、何か対策はお考えでしょうか。また、住民が河川の現状を把握できるソフト対策について、何かお考えでしょうか。御所見をお伺いいたします。
A 西成秀幸 県土整備部長
平成29年の台風21号では、赤堀川周辺の用排水路などからの溢水に加え、赤堀川からの越水により、周辺道路や家屋などに浸水被害が発生しました。
この被害を受け、緊急対策として、平成29年度に新鯉沼橋の上流側右岸の320メートル区間において、10センチメートルから20センチメートルの堤防の嵩上げを実施いたしました。
また、平成30年度は、左岸側の崩れた法面を補強したほか、堆積していた土砂の撤去を実施いたしました。
今後も現場の状況を定期的に確認し、川の流れを阻害している土砂の撤去や樹木の伐採などを実施して、浸水被害の軽減を図ってまいります。
また、ソフト対策といたしましては、平成31年の出水期までに河川の状況をリアルタイムで確認できる河川監視カメラと洪水時の水位観測に特化した危機管理型水位計を新鯉沼橋周辺に設置する予定です。
これらの河川情報を北本市や地域の住民の方々に提供することにより、地域の水防活動や住民の自主避難などを支援し、安心・安全の確保に努めてまいります。
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