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掲載日:2021年12月14日
Q 飯塚俊彦 議員(自民)
国道17号の本庄市─上里町の区間は上下二車線であり、バイパスが未整備のため、慢性的に渋滞が発生しております。このため、市街地の生活道路が国道17号の抜け道として利用され、交通事故が多発しており、人口千人当たりの発生件数は、県平均を大きく上回る状況が続いております。
先月4日、本庄市田中地区の市道で自転車の中学生が軽乗用車と衝突、尊い命が失われました。改めて御冥福を申し上げます。この事故現場は、正にこの17号バイパスができる場所と平行した現場であります。歩行者、自転車が車道と分離できていれば、もしかしたら防げた事故だったかもしれません。軽乗用車の運転者は群馬県の方でした。群馬県境に位置する当該地区は、県外からの通勤者も多数通行しております。一日も早いバイパス建設を願い、質問に入ります。
この国道17号の群馬県境に架かる神流川橋は昭和9年に架設され、既に84年を経過した老朽橋であり、安全面からも早期の架換えが望まれます。このような状況を踏まえ、国では、国道17号のバイパスとして延長約13キロメートルの本庄道路を計画し、そのうち、本庄市沼和田から神流川を渡り、高崎市新町までの延長約7キロメートルについて、先行して整備を進めていただいております。
本庄道路の整備を図るため、11月9日に、沿道市町で組織する国道17号バイパス(本庄道路)建設促進期成同盟会と共に、埼玉県議会自由民主党県議団全員で組織する自由民主党国道17号バイパス(本庄道路)建設促進懇話会による要望活動を行いました。私は懇話会の一員として、国土交通省、財務省の幹部のほか、自由民主党の幹事長にも面会し、地元の状況や本庄道路の必要性を訴えるとともに、早期整備を強く要望してまいりました。本庄道路の予算は、平成28年度に約10億円だったものが、今年度は約24億円と順調に伸びており、神流川橋の整備も進んでいることから、大変感謝しております。
本庄道路の整備にあっては、県でも直轄道路事業負担金として3分の1を負担しております。このため、本庄道路の早期完成に向けて県からも国へしっかりと要望していくべきと考えます。そこで、本庄道路の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお伺い申し上げます。
A 西成秀幸 県土整備部長
本庄道路は、深谷市から高崎市に至る13.1キロメートルの国道17号のバイパスで、国において、整備を進めているところです。
先行して事業を実施している国道462号から群馬県側の7キロメートル区間の進捗状況ですが、平成29年度末の用地買収率は、23%と伺っております。
また、工事については、老朽化している神流川橋の架け換えを優先して実施しており、これまでに、橋台や橋脚などの橋りょう下部工の工事が概ね完了し、引き続き、上部工の工事に着手したところです。
次に、今後の見通しですが、事業中の区間については、橋りょう工事を進めるとともに、速やかに用地買収を進め、順次、一般部の工事を行う予定とのことです。
県といたしましては、事業中の区間の早期完成と合わせ、残る6.1キロメートル区間についても、早期に事業化されるよう、あらゆる機会を通じて、国に強く働きかけてまいります。
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