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掲載日:2021年12月15日
Q 荒木裕介 議員(自民)
毎年、秋の深まる10月にもなると地元商店会や大手量販店、デパートなどには、かぼちゃをかたどったハロウィンのためのイベントグッズが所狭しと陳列されます。ここ数年では、年末に控えたクリスマス商戦よりハロウィン商戦の方が売上げが上がるとして、各店舗でもハロウィングッズの宣伝、販売に余念がないようであります。現在、埼玉県内では主に北関東最大規模と称される大宮ハロウィンフェスはもとより、三郷市や蕨市、そして北本市といった各地域でのイベントがにぎわいを見せております。
私の地元でも、一昨年からNPO団体が主催するハロウィンイベントを開催しております。全くの未知数ではありましたが、私はこのイベントを成功させたいとの強い思いから準備段階より積極的に協力してまいりました。大きな期待とともに多少の不安が交差していたことは言うまでもありませんが、イベント当日を迎えると不安は一掃されます。ハロウィンの仮装をした若い世代の家族が小さな子供たちの手を引いて約1キロメートルほど近い行列をなし、参加者の数は1,000人を超えるほどであり、ただただあぜんとするばかりでありました。
それまでハロウィンはテレビ画面の向こう側の世界と思っていた私は、機会を提供するだけで身近な場所でもこれほど多くの市民が参加してくれると強く実感するとともに、地域活性化という観点からこのイベントに大きな可能性を感じました。
そこで、まずお尋ねいたします。現在、埼玉県では、商店街への支援として地域商業黒おび商店街応援事業補助金として補助事業を行っております。このような支援を受けた商店街が、商店街振興事業の一環として秋にハロウィン祭りを行っているところがあります。これからますます浸透していくと思われるこのハロウィンに、県が具体的にどのように関わっているのでしょうか。
また、世代間を問わず、私は商店街や地域が一体となって楽しめ、商店街振興や地域のふれあい機会として一層ハロウィンを盛り上げていくことが望ましいと考えますが、今後県としてしっかりと支援していくお考えはあるのでしょうか、産業労働部長にまずはお伺いいたします。
A 渡辺 充 産業労働部長
まず、県が商店街振興の観点からハロウィンにどのように関わっているかについてでございます。
ハロウィンは、古くはヨーロッパのケルト人の祝日で、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りでありましたが、アメリカで娯楽性が高まり、ここ数年日本においてもイベントとして大きな盛り上がりを見せています。
議員お話のとおり、本県でも、さいたま市をはじめとして各地でハロウィンイベントが開催されており、年々参加者も増加していると聞いております。
県では、商店街振興のため、新たな顧客を呼び込むなど集客力があり、収益力の向上につながる様々な取組を支援しており、その一つにハロウィンを活用した事例があります。
平成29年度には、川越市の商店街においてハロウィンイベントパレード参加者などに、後日使用可能なクーポン券を配布し再び訪れてもらう取組を支援しました。
また、今年度は、ふじみ野市の商店街で行われたハロウィンに関連する「一日駄菓子屋」やスタンプラリーなどのイベントを支援したところです。
県としては、引き続き商店街の自主性を尊重し、集客につながるイベントの開催等を支援することにより、商店街の活性化を図ってまいります。
次に、県が商店街振興のためにハロウィンをより一層支援していく考えはあるかについてでございます。
商店街振興のためには、魅力があり集客力のあるイベント等を積極的に活用して、顧客を増やし売上げの増加につなげていくことが重要です。
ハロウィンは今まで商店街を利用したことのない方も訪れていただける大変インパクトのあるイベントで、顧客を増やせる可能性を秘めております。
今年もハロウィンを活用した商店街のイベントが県内各地の26か所で開催され、その規模も年々拡大傾向にあります。
今後とも利用者の生の声や商業者のニーズを的確に捉えた上で、ハロウィンをはじめとする集客につながる仕掛けを十分に活用し、商店街の振興に積極的に取り組んでまいります。
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