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掲載日:2021年12月14日
Q 山本正乃 議員(立憲・国民・無所属)
都市計画道路浦和野田線は、国道4号と野田橋間の約8.3キロの東西連絡の強化、周辺の主要な幹線道路の慢性的な渋滞緩和、周辺地域の活性化、安全、円滑な交通の確保を目的に計画された道路です。このうち長い間懸案となっている国道4号から東武鉄道付近までの元荒川工区は、昭和62年に現在の都市計画に変更され、既に32年が経過しています。
この間、県には地元説明会を開催するなどいろいろと対応してきていただいております。特に周辺自治会や元荒川の自然を守る会などで構成する浦和野田バイパス問題連絡協議会には、平成14年度から継続的に意見交換を実施していただいております。ただ、本工区は国道463号のバイパスとして既に開通している都市計画道路新浦和越谷線と接続する区間として早期の全線開通が望まれています。本年8月24日には、越谷市大吉地内キャンベルタウン野鳥の森公園付近が開通し、大変周りの方も喜んでいるところです。
昭和62年当時は、左岸側の北越谷土地区画整理事業の完了直後であり、右岸ルートでは文教大学などに支障があったことから、河川と道路を一体的に整備する計画が立てられました。河川の中を縦断する現都市計画ルートを基本として土工案、橋りょう案、シールド案、ボックス案などを検討していただいていましたが、どの構造形式においても実現が困難とのことから、現道路計画に代わる実現可能なルートとして、本年5月、13年ぶりに地域全体を対象とした地元説明会が開催されました。元荒川の左岸側とするルート案が示されたところです。
説明会では、新ルートは国道四号、足立越谷線などの幹線道路や地域内道路との接続が可能、北越谷中心地区の連絡道路網の強化が図られ、周辺地域の活性化にも寄与とのメリットが示されました。参加された地域の方々からは、様々な御意見や心配のお声もあり、まだまだ合意形成が必要と感じたところです。
県としては今後どのようにこの事業を進めていくのか、県土整備部長にお伺いいたします。
A 西成秀幸 県土整備部長
浦和野田線の元荒川工区は、国道4号から北越谷地区を経て東武鉄道との立体交差に至る延長約1.3キロメートルの都市計画道路です。
この工区は、河川と道路を一体的に整備する計画でしたが、河川にかかる部分の道路構造や景観の保全、沿道住宅地への影響などの課題がございました。
県では、平成17年度から越谷市とともに検討会を設置し、様々な代替ルート案の比較検討を行ってまいりました。
その結果、国道4号、県道足立越谷線などの幹線道路及び北越谷地区内の生活道路との接続や事業の実現性などから、元荒川の左岸側を通るルートを選定しました。
そこで、本年5月に北越谷地区の住民を対象とした地元説明会を開催し、2日間で延べ約300名の方に御出席いただきました。
さらに本年8月と9月には、広く地域の方々に御理解をいただくため、北越谷地区の対岸の荻島地区などの住民を対象とした説明会も2回開催いたしました。
説明会では、より詳細なルートの選定理由、橋りょうやトンネルでの整備の実現性などの御質問がございました。
今後の進め方ですが、まずは北越谷地区の住民を対象として、本年12月9日と10日に、これまでの説明会でいただいた御質問などについて、再度説明会を開催いたします。
また住民の方々に、より詳細な計画図面をお示しするため、現地の詳細な測量や概略設計などを実施する予定です。
今後とも地元越谷市と連携し、地域にお住まいの皆様との合意形成を図りながら、事業化に向けた都市計画の変更に取り組んでまいります。
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