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掲載日:2021年12月21日
Q 新井一徳 議員(自民)
北本市において長年の課題は、都市計画道路仲仙道の整備であります。地元の県土整備事務所には、車道や歩道の拡幅整備、電線の地中化などに精力的に取り組んでいただき、深く感謝申し上げます。
しかし、一部、本宿地域においては、地権者の方の御理解が頂けず、長年にわたり未整備のままです。
こうした中、今年に入り、事態が大きく動き出しました。通行の安全面で深刻な支障が生じていることなどを鑑み、今年早々には早期整備を切に願う地元住民の皆様が署名活動を開始され、4,600筆にも及ぶ署名が集まりました。こうした地元の熱意が後押しとなり、県は本年4月、収用委員会に裁決申請を行った次第です。その後、収用委員会による現地調査や審理を経て、10月には結審したとお聞きしておりますが、裁決の状況についてお伺いいたします。
この区間は一日も早い整備が地元の皆様にとって悲願であります。そこで、未整備区間の整備の見通しについても併せてお伺いします。
A 西成秀幸 県土整備部長
この道路は、国道17号とJR高崎線が並行し、北本市の中心市街地を南北に連絡する幹線道路です。
このうち、北本駅周辺は交通量が多く、中心市街地を通過するにもかかわらず歩道が狭いことから、安全で円滑な交通を確保することが課題となっておりました。
そこで県では、北本3丁目交差点から北本駅前を経て本宿交差点までの1,100メートル区間において、平成15年度から道路の拡幅整備と電線類の地中化を進めております。
これまで用地取得に向け鋭意交渉を続けた結果、平成29年8月には議員御指摘の箇所を除く用地取得が完了し、すでに940メートル区間の拡幅整備を行っております。
県では、残る用地を取得するため最大限の努力をしてまいりましたが、地権者の同意が得られず、この事業の重要性や進ちょく状況、今までの交渉経緯などを総合的に勘案し、土地収用制度を活用することといたしました。
本年4月に収用委員会に、土地収用法に基づく収用の裁決の申請及び明渡裁決の申立てをし、9月に現地調査、10月に審理が行われ結審いたしました。
本年11月21日に裁決され、その内容は、収用する土地の区域及び補償金の額が示され、明渡しの期限を平成31年8月19日としております。
今後は、収用委員会の裁決に基づいた手続きを進め、用地が引き渡された後速やかに工事に着手し、早期に安全で円滑な交通を確保できるよう努めてまいります。
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