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掲載日:2021年12月15日
Q 美田宗亮 議員(自民)
埼玉県と千葉県の間を流れる江戸川に架かる橋の数は限られており、三郷市と流山市の間に架かる流山橋では、朝夕を中心とした交通渋滞が慢性的に生じています。このため、市民生活に著しく支障を来す状況となっており、長年地域住民をはじめ、多くの方々から早期の渋滞緩和が望まれております。また、このエリアに位置する三郷市や流山市の周辺では、大型ショッピングモールや物流配送センターなどが次々と立地していることから、地域の人口も増加して大変にぎわっておりますが、この結果、江戸川を行き交う交通量も着実に増えてきております。
県では、流山橋の渋滞を緩和させるため、上流に(仮称)三郷流山橋の整備を進めております。いよいよ本年度から工事に着手し、現在は江戸川河川敷内において橋りょうの下部工事が始まり、着実に事業が進んでいると実感しております。また、本年6月議会では、(仮称)三郷流山橋の整備に有料道路事業を導入する議案が承認されました。今後、この新たな橋の建設によって県境を往来する選択肢が増え、渋滞緩和に貢献するものと期待されております。また、それに伴う経済波及効果は、地元のみならず県全体にも及び、さらに大規模な災害発生時には避難や救助、物資供給等の応急活動にも大いに役立ちます。そのためにも、(仮称)三郷流山橋の1日も早い完成を図るべきであります。
そこで、現在の進捗状況と今後の見通しについて県土整備部長にお伺いいたします。
A 西成秀幸 県土整備部長
この橋は、つくばエクスプレス開業などによる人口増加、企業立地などにより慢性的な交通渋滞が生じている流山橋の渋滞緩和を図るため、千葉県と共同して平成25年度から事業に着手しました。
現在の進捗状況ですが、埼玉県側の用地買収率は61%となっており、工事については(仮称)三郷流山橋の橋脚3基の工事などを実施しております。
また、これまでに国や民間からの借入金の活用により通常の道路事業に比べ早期整備が可能となる有料道路事業の導入も検討してまいりました。
地元の皆様の御理解や県議会での議決をいただき、平成30年7月に埼玉県道路公社が国から有料道路事業の許可を取得したところです。
今後の見通しですが、現在実施中の通常の道路事業に加え、平成31年度以降は有料道路事業によって、橋りょうの残る下部工、上部工、取り付け道路の工事などを進めてまいります。
引き続き、地元の皆様の御理解、御協力をいただきながら、計画的に工事を進め、(仮称)三郷流山橋の平成35年度の供用開始を目指してまいります。
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