トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成30年6月定例会 > 平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)
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掲載日:2023年5月2日
Q 田並尚明議員(立憲・国民・無所属)
今、ロシアではサッカーワールドカップが開幕し、数々の熱戦が繰り広げられております。日本国内でも多くの人が夜遅くまでテレビ観戦していることと思います。来年はいよいよ日本でラグビーのワールドカップが開催されます。このラグビーワールドカップは、夏のオリンピックやサッカーワールドカップと並ぶ世界三大スポーツイベントです。このようなビッグイベントが国内12会場で開催され、埼玉・熊谷にもやってまいります。前回、3年前のイングランド大会では、五郎丸選手らを擁する日本代表が強豪南アフリカに激戦の上、勝利し、「史上最大の番狂わせ」と言われるなど大いに盛り上がりました。私も、会場であるブライトンのスタジアムで歴史的な出来事を目の当たりにいたしました。あの時の震えるような感動は、今も忘れることはありません。その感動を是非多くの方々にも体感していただきたいと思います。
ラグビーワールドカップ大会は、世界トップレベルの迫力あるプレーを間近で見られるまたとないチャンスです。会場となる熊谷ラグビー場は、8月末の完成に向けて現在工事が急ピッチで進められており、各地から訪れる多くの観客の皆様を最高のスタジアムで迎え入れる準備が着々と進んでおります。先月、埼玉県議会ラグビー振興議員連盟の会員の皆様とともに、改修中の熊谷ラグビー場を視察してまいりました。青々とした芝、175平米の大型映像装置、バックスタンドには「埼玉熊谷」の文字が刻まれ、世界最高峰の舞台にふさわしい臨場感あふれるスタジアムであると実感いたしました。
さて、ラグビーワールドカップ大会は、アジアでは初めての開催となります。今回の大会は、埼玉県と熊谷市の共同開催であり、県内全体で盛り上げることが大会の成功につながり、さらには埼玉県や熊谷市を世界中にアピールできる絶好の機会です。
そこで1つ、ラグビーワールドカップ大会の成功に向けて、今年度予算の執行に当たり、どのように県内の機運を盛り上げていくのか、県民生活部長にお伺いいたします。
2、また、世界各国や日本中から熊谷ラグビー場へ訪れる観戦者に対して、埼玉県の文化を発信することも重要です。県内には多くの文化や伝統芸能があります。例えば、鴻巣のひな人形のこういう段飾りも喜ばれるでしょうし、熊谷の関東一の祇園うちわ祭、熊谷市の山車も関係者の御尽力で出すことが決まったそうですが、ほかにもすばらしいお祭りがたくさんありますし、また盆栽なども今海外で人気があるそうでございます。この機会を踏まえ、どのように文化的な取組を行っていくのか、併せてお伺いいたします。
A 矢嶋行雄 県民生活部長
ラグビーワールドカップ2019の成功に向けて、どのように気運を盛り上げていくのかについて、お答えを申し上げます。
ラグビーワールドカップの本大会の開催まで本日で450日となり、大会本番に向けていよいよカウントダウンの態勢に入ってまいりました。
こうした中で、県民の気運を高めていくには、全県域に広がる盛り上がりと、比較的認知度が低い、若者や女性の関心を高めることが必要でございます。
そこで、若者や女性をターゲットに全県への働き掛けを強く意識して、様々なイベントを展開しております。
例えば、昨年度は若者や女性、ファミリーが集まる43の集客イベントに出展し、ワールドカップの魅力をお伝えいたしました。
今年度も5月6日に500日前イベントを、浦和駅東口で開催し、1万人を超えるお客様にお越しいただきました。
これらのイベントでは、子供向けにミニラグビー教室などの体験型イベントを行い、ラグビーを身近に感じてもらう取組にも力を入れております。
さらに今年度から新たに、大宮駅構内の柱に連続的に電子広告を掲げたり、県内10か所の映画館でPR動画を上映するなど、多くの県民の皆様方の視覚や聴覚に訴えてまいります。
8月末には、新たな熊谷ラグビー場が完成いたします。これらの機会を捉えまして、熊谷ラグビー場の魅力とラグビーの迫力を県民にお伝えし、大会への気運を更に高めてまいります。
次に、世界各国や日本中から訪れる観戦者に対し、どのように埼玉県の文化を発信するのかでございます。
県と熊谷市では会場を訪れる全ての人をおもてなしの心でお迎えし、会場の内外で本県の文化に触れられる取組を進めたいと考えております。
例えば熊谷市内に設けるファンゾーンでの、うちわ祭の山車の展示や、ステージイベントでの和太鼓などの伝統芸能の披露、そしてうどんや地酒などの食文化や特産品を紹介するブースの設置も検討いたしております。
さらに、チームキャンプ地が熊谷市とさいたま市に内定したことを受けまして、チームを歓迎いたします地域交流イベントにおきまして、地元文化を体験していただく取組について、各チームなどと協議してまいります。
今後とも気運の更なる醸成と埼玉県の文化の発展のため、引き続き全力で取り組んでまいります。
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