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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(伊藤はつみ議員)

生きている遺産である世界農業遺産、落ち葉堆肥農法への支援を-落ち葉堆肥農法の要である雑木林を救う支援を-

Q 伊藤はつみ 議員(共産党)

落ち葉堆肥農法は、山と呼ばれる雑木林がなければ成り立たない農法です。しかし、ナラ枯れはこの地域でも大きな課題です。
党県議団が伺ったサツマイモ農家さんは、ナラ枯れした木を伐採、加工して、ベンチなど家具として再利用できないか試行していらっしゃいます。600坪の伐採と加工などの経費で120万円かかり、収入は材木屋さんに入れた50本で35万円、三芳町からのナラ枯れ伐採補助で40万円と到底経費には追いつきません。
この農家さんは、ナラ枯れ対策は本来は日本全体の問題。しかし、世界農業遺産が先駆けとなるべきだ。是非、伐採に支援が欲しいし、植樹もやっていかないと伝統農法ができなくなると話されていました。
農林部長に伺います。
これほど苦労して循環農業を推進している農業者に伐採の財政支援をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。

A 横塚正一 農林部長

ナラ枯れの被害は高齢木に発生する傾向があり、被害を防止するためには森林を伐採しながら若返りを図ることが極めて重要です。
このため県では、今年度から、被害木の伐採や健全木の予防に加え、被害を受けやすい高齢木を先行して伐採する予防策を県の補助事業の対象とし、対策を強化しました。
今後、この事業を市町村にご活用いただき、高齢木等の伐採を進めることにより、落ち葉堆肥農法を支える平地林のナラ枯れ対策を加速させ、循環型農業に取り組む農業者を支援してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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