トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部 > 企画財政部の地域機関 > 北部地域振興センター本庄事務所 > 地域の見どころ・情報 > カイコってなんだろう?! ~本庄・児玉地区の養蚕について紹介しています!~
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掲載日:2024年7月22日
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皆さんは、「カイコ(蚕)」がどんな虫かご存知でしょうか。
数十年前までは、日本人にとって蚕や桑畑は身近な存在でしたが、現在では養蚕農家数は減少し続け、蚕や桑畑はほとんど見られなくなりました。現在において蚕は、特に若い人にはなじみのない生き物かもしれません。
養蚕の歴史は古く、4500年以上前から始まったとされ、本庄も養蚕が盛んだった町のひとつです。このコーナーでは、養蚕を再考することで、かつて養蚕業が盛んだった本庄・児玉地域を俯瞰し、郷土を見つめなおします。過去のものと思われがちな蚕から、未来につながる意義などを学べるかもしれませんよ!
蚕の成長日記を通して、蚕が繋ぐ地域の記憶を「蚕を知らない世代」である20代職員の視点から伝えています。
上里町立郷土資料館の林 道義(はやし みちよし)学芸員が執筆した、養蚕にまつわる「シルクエッセイ」をご紹介していきます!
林さんは、郷土資料館で養蚕に関する研究を行っています。蚕の愛好家であり、養蚕に対する情熱は深く、雛人形と養蚕との関連をテーマとした企画展といったユニークなイベントを郷土資料館で定期的に企画しています。(「上里町立郷土資料館 福田家旧蔵のお雛様!」「おひな様とおかいこ様の知られざる関係に迫る!(上里町郷土資料館企画展)」(別ウィンドウで開きます))また、「元養蚕農家におじゃましました!(別ウィンドウで開きます)」では、保存されていた養蚕関連資料について解説していただくなど、これまでも当ホームページの作成にもご協力いただきました。
当コーナーでは、学芸員・林さんによる専門的な視点から、本庄・児玉地域の養蚕の歴史・文化を紡いでいきます。連載形式で掲載しますので、お楽しみください。(リンクをクリックすると、別ウィンドウで開きます。)
1. はじめに
★ 筆者プロフィール:林 道義 (はやし みちよし)★
上里町教育委員会 生涯学習課 文化財係勤務(学芸員)。1993年生まれ、北本市出身。國學院大學大学院文学研究科博士課程前期修了。専攻は博物館学と歴史学。養蚕や害虫駆除等、人々と昆虫がどのように関わってきたのか、その歴史を調べることをライフワークとしている。 4歳のころ、かつて養蚕農家をしていた祖母の昔話により養蚕を知る。同時期、農林水産省に勤務していた父が養蚕の担当をしており、5歳ではじめて本物のカイコに触れる。小学生からは釣りや昆虫採集、土器拾い等に熱中。大学で古代史、大学院では害虫駆除の歴史をテーマに研究をしていた。2016年より現職。好きな作家は澁澤龍彦と田辺聖子。最近、曽祖父が織物機を製造する会社の創業に関わっていたことが判明し、いよいよカイコに足を向けて寝られなくなってきた。 【関連情報】上里町立郷土資料館ホームページ「ようこそ、郷土資料館へ!!」(別ウィンドウで開きます) お問い合わせ より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください |