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掲載日:2023年10月23日
Q 山本正乃 議員(民主フォーラム)
埼玉県-新型コロナ対策パーソナルサポートは、新型コロナウイルス対策として一人一人の状態に合わせた情報やサポートの提供、県民の皆様からの問合せに対して適切な相談先などを御案内するとして、3月からスタートしています。大野知事からのメッセージには、「皆様から提供された情報を研究者の方々と連携して分析することで、新型コロナウイルスの実態を把握し、対応策を実施することができます。新型コロナウイルスから身を守る行動は、一人一人の体調や生活習慣によって変わってきます。このアカウントでは、あなたの状況について教えていただくことで、あなた自身に合った情報もお知らせすることができます」と書かれていました。
大変良い取組だと思い、県政報告の会報に記載し、多くの友人、知人に登録を勧めてまいりました。私自身もすぐに登録しアンケートに答えるとともに、自由記述欄に何度か記述し送信しています。現在、登録者数は約48万人、自由記述も数多く届いているとのことです。こうした利用者の声に耳を傾けることにより、今、県民が何を求めているのかが分かり、効果的な対策を展開していくことができるのではないかと考えます。
そこで、二点お伺いいたします。
登録者からアンケートにより得た情報を自由記述欄も含め、どのように分析し、それを今後どのように活用していくのか。
また、アンケートは80日で終了するものの情報発信ツールとして活用できるとのことなので、約48万人という多くの登録者数を生かして新型コロナウイルスに関する情報発信ツールとして、より積極的に活用していくべきと考えます。
以上、二点について保健医療部長のお考えをお伺いいたします。
A 関本建二 保健医療部長
まず、登録者からアンケートにより得た情報をどのように分析し、活用していくのかについてでございます。
アンケートにより得た情報については、県と共同研究の覚書を締結している学校法人慶応義塾において、感染症対策に係る学術研究に利用されているとともに、県においても定期的に分析をしております。
例えば、アルコールによる手指消毒については、65歳以上の方は64歳以下の方に比べ、実施率が低い傾向があります。この傾向については、咳エチケットについても見られました。
重症化リスクの高い高齢者の方は、特に感染予防行動をしていただく必要がございます。こうした分析結果を踏まえ、高齢者の感染予防行動の徹底を呼びかけてまいります。
自由記述については、感染拡大に対する不安や、検査体制を拡充してほしいなどといった県への要望など、これまで約20万件を超えるコメントが寄せられております。
こうした回答内容を分析し、より効果的な注意喚起や情報提供を行ってまいります。
次に、新型コロナウイルスに関する情報発信ツールとしての活用についてでございます。
パーソナルサポートには約48万人の登録者がいるため、一斉メッセージ配信により非常に多くの方に県からのメッセージをお届けすることが可能です。
これまで、感染予防対策としてのマスクの着用により、夏季においては熱中症の危険性が高まることについての注意喚起などを配信してまいりました。
議員ご提案のとおり、県の政策や感染防止対策に役立つ情報など、県民の皆様に知っていただきたい情報について、より積極的に発信してまいります。
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