トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成29年9月定例会 > 平成29年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(細田善則議員)
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掲載日:2023年9月20日
Q 細田善則議員(自民)
地元戸田市を流れる一級河川の菖蒲川、笹目川は、急激な都市化の影響で水質が悪化し、潮の干満の影響でヘドロが堆積しやすく、ごみの浮遊も見られる状態でした。平成13年に国土交通省の河川環境改善事業第二期水環境改善緊急行動計画清流ルネッサンス2に選定され、荒川の導水が行われることになり、さらに地元の皆さん等の協力の清掃のおかげで再生へ向かっております。
しかし、今でも年に数回、水質の異常が見られ、先日も笹目川で魚が大量死する問題が発生し、新聞等でも報道されました。この事故の調査では、9月1日、12時の堤向橋で酸素量を表すBOが1リットル当たり1から2ミリグラムと低く、酸欠によるものと推測されておりますが、県としてどのように分析しているのか、併せて菖蒲川、笹目川の水質事故防止に対する取組について環境部長にお伺いをいたします。
A 宍戸信敏 環境部長
まず、笹目川における魚の大量死の原因についてでございます。
議員御指摘の8月31日に発生した笹目川で魚が数百匹規模で死んだ問題につきましては、調査の結果、人体や魚に影響を及ぼすような有害な物質は検出されませんでした。
都市河川では、降雨により流量が急激に増えると川底に蓄積した有機物が巻き上がり、酸欠状態になることがございます。
今回のケースでは、水に溶け込んでいる酸素濃度が極端に低かったこと、前日にまとまった量の雨が降っていることから、原因を酸欠と判断いたしました。
次に、水質事故防止に対する取組についてでございます。
議員御指摘の菖蒲川及び笹目川に排水を排出する事業場に対しましては、水質汚濁防止法に基づく基準により厳しく規制しております。
事業場に対しましては、これまでも定期的に抜き打ちによる立入検査を行っておりますが、今後も廃液や油を流出させることがないよう監視してまいります。
これに加えて、流域の市に対しましても、県から事故防止対策などの資料を提供し、広報誌で事故発生防止の呼びかけを要請したところでございます。
今後とも、流域の事業場を監視し排水基準の遵守や施設の適正な管理を厳行させることで、事故の未然防止にしっかりと取り組んでまいります。
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