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掲載日:2024年12月27日
Q 白根大輔 議員(民主フォーラム)
先日、産経新聞で「川口クルド人『出稼ぎ』と断定」という記事が掲載され、川口にいるクルド人の大半がトルコからの経済的な理由で来日し、難民認定制度を悪用しているとの報道がありました。トルコ大使もこの事実を認めるなど、川口市民としてもショッキングな話題となっております。
川口市は、地域住民の間でクルド人による犯罪行為や迷惑行為に対する不安が高まっている状況であります。そこで、初めに、川口市における外国人、特にトルコ国籍の犯罪状況とその認識について、警察本部長にお尋ね申し上げます。
A 野井祐一 警察本部長
昨年末現在におけます出入国在留管理庁の統計によりますと、川口市における在留外国人の人数は43,706人、県内における在留外国人の人数の約19パーセントを占めております。
一方で、川口市内の2警察署における昨年の刑法犯と特別法犯を合わせた外国人の総検挙人員は206人、前年比プラス55人であります。
県内の外国人総検挙人員の約18パーセントを占めております。
これを川口市内における国籍別に多い順で並べますと、中国国籍の在留外国人人数は、24,515人で、県内のこの中国国籍の方の在留外国人人数と比較すると約31パーセント、総検挙人員ですと、中国国籍の方は川口市内において62人で、県内の同様のものに比べて約27パーセントでございます。
ベトナム国籍の在留外国人人数は、市内において5,031人で、県内の約12パーセントです。
総検挙人員は、市内で61人、県内の約15パーセントであります。
トルコ国籍の在留外国人人数は、市内で1,149人、県内のものに比べますと約64パーセントです。
総検挙人員は44人、県内のものに比べますと約64パーセントであります。
この3か国で川口市内の2警察署における外国人総検挙人員の約81パーセントを占めているところであります。
次に、川口市の地域住民の間で不安が高まっているとのことでありますが、川口市民を含む県民から警察に対して、取締りやパトロール強化などの要望があることは承知しております。
県警察では、引き続き、外国人犯罪情勢を注視しながら、違法行為に対しては、国籍等にかかわらず、徹底した取締りを行うなど厳正に対処してまいります。
他方、在留外国人が犯罪に巻き込まれたり、関与することのないよう、関係行政機関、住民団体、企業等と協力しながら、県警察として在留外国人の実態を踏まえた防犯講話や交通安全教育等の各種警察活動について積極的に推進してまいりたいと考えております。
再Q 白根大輔 議員(民主フォーラム)
今、トルコ国籍の方が64パーセントという、やっぱり極端に川口市、武南警察管内では占める割合が多いという認識でよろしいかということで、改めて御答弁をお願いさせていただきたいと思います。
再A 野井祐一 警察本部長
64パーセントというのは、先ほど申し上げましたとおり、総検挙人員の川口市内においてトルコ国籍の方は44人でございまして、県内のトルコ国籍の方の総検挙人員に比べて約64パーセントということでございます。
一方、トルコ国籍者の在留外国人人数は、県内の在留外国人人数と比べて、同様に約64パーセントでございます。
この点から、トルコ国籍の方、ないしは、初めに申し上げましたところの在留外国人全体としても同じでございますけれども、川口市内における犯罪情勢が特段に悪いという評価はしていないところであります。
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