令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（白根大輔議員）

順天堂大学医学部附属病院の整備計画中止について-医師派遣について-

Q　白根大輔　議員（民主フォーラム）

同大学病院は、今回2名派遣しているのは任期までは引き続き協力していくとの、先ほど御答弁がありました。
問題は、医師が不足している医療圏について、隣接する群馬県や栃木県との連携強化も含め、別の病院からの派遣も含め、私は再考した方がいいのかと考えますが、知事の御所見をお伺いいたします。

A　大野元裕　知事

県といたしましては、順天堂大学の医師派遣計画とは別に、これまで地域枠医学生奨学金の貸与枠の拡大や、研修医の県内誘導など様々な医師確保対策に取り組んでまいりました。
順天堂大学の医師派遣計画では附属病院の開院前までは2名、その後漸増をさせ、令和14年度から20名規模の派遣となる予定でありました。
他方で、本県の医師育成奨学金の貸与医師につきましては、令和14年度には400人を超える県内での義務従事となる見込みであり、また、今後は義務従事を終えられる医師も多数輩出をされることとなります。
医師偏在対策等、本県が直面する課題に対応するべく、これらの見込みを総合的に勘案をし、将来の医師派遣のニーズに応えてまいりたいと考えております。またその中では、今後協議に応ずるとされていた順天堂大学の派遣も含んで検討する見込みではありますが、いずれにいたしましても、これらが不透明な中では、医療のニーズを踏まえ、将来にわたり埼玉県に医師に定着していただく等、様々な取組を行うと同時に、県医師会との協力や医師不足地域の医療機関等の御意見も伺いながら、対策を検討したいと思います。

再Q　白根大輔　議員（民主フォーラム）

今、医師派遣についてはそのような答弁がありましたけれども、例えば今回の順天堂大学、そもそも中止になってしまったというところも、書面での取決めというものがなかなか見受けられなかったと思うんですけれども、契約のところですよね。紳士協定ということであったかと思うんですけれども、是非その医師派遣についても、しっかりと約束が守られるような、そういった取決めというか、具体的にこういう方向でお願いしますと、やっぱりそういったところが私は必要なのかなと思うんですけれども、それについて知事のお考えについてお伺いさせていただきたいと思います。

再A　大野元裕　知事

今般の病院建設を前提とした確認書においては、医師派遣の状況を勘案をし、ということで、交わされるとともに、医師派遣計画については書面での提出がございました。
今後協議となりますけれども、協議が整った際には、書面等での合意を交わしていく方向で確実に履行されるよう努めたいと考えています。

 

• 上記質問・答弁は速報版です。
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