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掲載日:2024年12月27日
Q 長峰秀和 議員(自民)
コメ農家の多くは防除方法として育苗箱へ薬剤を処理する箱施薬を基本としています。早晩性や品種特性により時期は異なりますが、今年のようなイネカメムシの大量発生への対応としては、出水期と穂ぞろい期における追加防除が重要です。
このイネカメムシ防除の効率的な手法として広域集団防除があります。広域集団防除とは、地域全体で協力して特定の病害虫をまとめて防除することです。農家グループや地域全体で無人ヘリ等により一斉に対策を行うことで、より効果的に病害虫の発生を抑制し被害を軽減できます。
来年のコメ収穫に向けて、農家、県や市町村、農協などが連携した広域集団防除体制を構築するなど、その実施可能性のある地域においては検討を進めていくことが重要と考えますが、農林部長の御所見をお伺いいたします。
A 横塚正一 農林部長
来年度に広域集団防除を実施するためには、実施主体となる農協や地域防除協議会等が農薬の散布エリアや時期等について、早い段階から検討することが重要です。
また防除効果を高めるには稲穂が出る出穂期の防除が不可欠であるため、各地域で作付時期や作付品種をブロックごとに合わせる調整も必要です。
このため県では、市町村や農協、航空防除業者等を対象に対策会議を開催し、広域防除の有効性の周知と地域内調整の働きかけを行いました。
また農業者に対しても、チラシの配布や研修会での説明を通じ広域防除を呼びかけてまいりました。
今後も地域内の合意形成にあたってのポイントや航空機防除の注意点等をまとめた資料を作成し、各地域で広域集団防除が実施できるよう支援してまいります。
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