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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(長峰秀和議員)

災害への対策について-埼玉版FEMAの名称について-

Q 長峰秀和 議員(自民)

FEMAとは、Federal Emergency Management Agencyの略で、連邦緊急事態管理庁を意味します。埼玉版FEMAについては、これまでの一般質問で様々取り上げられてきており、県全体の危機・災害対応力を強化する取組をその本質的な機能として答弁されてきております。
そして、この名称に関して埼玉版とFederalという異なる二つの地域が列挙されていることに若干の違和感を感じます。また、Agencyは特定の役割を担う組織である機関を意味しますが、実際の埼玉版FEMAは取組であり、名称と実態が一致していません。
そこで、埼玉版FEMAの埼玉版をなくし、地域名のFederalをアルファベットのSAITAMAに変更し、さらにAgencyを能力を意味するAbilityとして、SAITAMA Emergency Management Abilityの頭文字をとってSEMA(シーマ)などに変更してはいかがでしょうか。
昨年6月の柿沼貴志議員の一般質問に対し、「埼玉版FEMAを充実させるとともに、PRにも努めていくことで埼玉版FEMAを推進する」と知事は答弁されていますが、SEMAに変更することで埼玉県が主体的に構築した危機管理の取組であることを明確に示し、県民への認知度向上につながりやすくなるはずです。
SEMAは一例ですが、こうした埼玉版FEMAの名称変更について、知事の御所見をお伺いいたします。

A 大野元裕 知事

埼玉版FEMAの取組については、私がかつて首都大学東京の危機管理講座において、自衛隊、消防、地方自治体関係者等に対し、講義をしていた頃から考えていたもので、自前の実力組織を持たない中でも様々な官民の組織を連結する米国のFEMAが置かれている環境と、埼玉県をはじめとする都道府県の置かれている環境とが類似しているとの想定から、このFEMAの環境と機能を県の危機管理組織に取り入れることが適切と考えたことから、機関ではありませんが埼玉版FEMAという名前を使わせていただいたものであります。
埼玉版FEMAという名称には、実動機関をほぼ持たない県が、関係機関との強固な連結を推進し、埼玉県の関係機関がワンチームとして危機・災害対応に当たるという私の強い思いが込められております。
議員御提案の名称の変更、例えばSEMAにしたらどうかというお話でございますが、御指摘のとおり、組織と取組とは同じではありません。
しかしながら、オバマ政権末期のFEMAの取組を印象付ける名称としたものであり、加えて訓練を重ねる中で、関係機関の間で埼玉版FEMAという名称も浸透してきているところでございます。
私といたしましては、県民に対してあらゆる機会を捉え、引き続き埼玉版FEMAの目的と取組をしっかりと伝えてまいりたいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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