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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡村ゆり子議員)

ひきこもり状態にある方の親亡き後のお金や財産に関する支援について-ひきこもり支援連絡会議での情報共有を-

Q 岡村ゆり子 議員(県民)

本県では、埼玉県ひきこもり相談サポートセンターを設置したり、ひきこもり支援を積極的に行っている民間の支援団体さんの周知など、相談体制の充実に努めていると認識をしております。
ひきこもりの背景や要因は多様であることや、ひきこもり当事者の生活を支えてきた親も高齢となり、病気や要介護状態をきっかけに一家が生活困窮に陥り、社会的に孤立する8050問題も深刻化をしております。支援団体さんとお話をした際に、今は支援をしていけるが自分がいなくなったときに生活が成り立っていくのだろうか、子の将来や経済的なことが心配であるというふうに思われている方が多くいらっしゃるそうです。
実際にひきこもり支援に資金計画をプラスするためのセミナーに参加をし、ファイナンシャルプランナーからのお話をお聞きしました。参加された方々もこれまで知らなかったことを知ることができたといった感想が多く、私自身も勉強になりました。
そこで、(1)ひきこもり支援連絡会議での情報共有を。
支援する側も親亡き後のお金に関することや、資金計画について知られていないことがあるとおっしゃっていました。
本県では、年に1回、保健所や精神保健福祉センター、民間支援団体、市町村などが集まり、ひきこもり支援連絡協議会を開催しております。その際に、親亡き後のお金に関することの支援の必要性について支援する方々に情報共有をしていただきたいのですが、保健医療部長に伺います。

A 表久仁和 保健医療部長

議員のお話のとおり、ひきこもりの背景や要因は多様であり、当事者の生活を支えてきた親が高齢になると経済的な悩みが深刻化します。
令和4年6月議会で岡村議員から「更なるひきこもり支援を行えるよう、県として実態調査をすべき」との質問をいただき、その後2回にわたり民間支援団体への実態調査を行いました。
その結果、民間支援団体が対応した相談のうち、経済的な悩みに関するものとしては、「国民年金の免除申請をしていなかったので障害年金が受けられず困っている」、「すぐに働くことが難しく国民年金が払えない」などの相談を受けていることがわかりました。
この調査結果については、昨年度のひきこもり支援連絡会議等で報告し、情報共有を図ったところです。
また、今年行った市町村のひきこもり相談窓口担当者研修のアンケートにおいても、「年老いた親からの生活困窮の相談について、早い段階から支援に繋ぎたいが実際には難しい」などの意見をいただいております。
今後、ひきこもり支援連絡会議や研修の機会を捉え、8050問題に関する課題や親亡き後の生活資金も含めた支援の必要性に関する情報共有を図り、充実した相談支援につながるよう取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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