令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（岡村ゆり子議員）

警察官の増員と育成を進めるべき-県費での増員について-

Q　岡村ゆり子　議員（県民）

本県警察官1人当たりの人口負担は全国1位であり、また、警察官1人当たりの刑法犯認知件数も全国1位であります。扱う事案も多様化しており、対処する警察官が不足している現状にあると感じております。国に対し県警でも県議会でも毎年意見書を提出いたしておりますが、平成30年度を最後に本県では1人も警察官の増員が図られておりません。
昨今、私の地元川口市では、発砲事件や立てこもり、悲惨な交通事故、一部ルールを守らない外国人住民への不安や不満、「安心して暮らすことができない」という声が多く聞かれるようになりました。そのような中、令和8年度に（仮称）川口北署が開所予定ではありますが、県内の警察官の増員が図られないと警察官の取り合いになってしまうと思いますし、総合的に見て警察力の強化、県民の安心感にはつながらないのではないでしょうか。
そこで、警察本部長にお伺いをいたします。
（1）県費での増員について。
現在、1万1,528名の警察官が本県にいらっしゃり、政令で定められている人数が1万1,377名、その差の151名が県費となっております。
初日の御答弁で「国が今後予定をしている476名のうち、1人でも多く埼玉県に来ていただけるように、引き続き国に求めていく」との御答弁がありましたが、これまで求めていてもなかなか増えない現実もありますし、条例を改正し県費でも増員を図ることができると思います。
是非、県費で増員をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。警察本部長、御答弁をお願いいたします。

A　野井祐一　警察本部長

地方警察官の定員につきましては、警察法第57条第2項において、政令で定める基準に従い条例で定めることとされております。
県独自で政令に上乗せして増員した場合は、県民の皆様の直接的な負担を増加させてしまうことから、基本的には国に対して、政令基準の改正による増員を要望させていただいております。

再Q　岡村ゆり子　議員（県民）

県費でも検討をまずはしていただきたいと思っているのですが、いかがでしょうか。

再A　野井祐一　警察本部長

本県警察官の増員につきましては、毎年、県議会において、「警察官の増員を求める意見書」を国に提出していただくなど、多大なるご支援を賜りまして、改めて御礼を申し上げます。
警察官1人当たりの人口負担は、全国第1位の負担状況が続いております。
この高い業務負担の緩和と更なる治安の向上のため、私共も警察官の増員が必要であると考えておりまして、あらゆる機会を通じて国に対して働き掛けておりますけれども、平成30年度以降、期限付増員を除き、見送られております。
一方で警察庁では、令和7年度概算要求に地方警察官476人の増員を盛り込んでおります。
県警察といたしましては、この中から本県に1人でも多くの増員が措置されるよう、引き続き、国に対して要望してまいります。

再々Q　岡村ゆり子　議員（県民）

私が先ほど来言っておりますのは、その県費でも検討をしていただけないかと、県費でも県民の安心・安全につながるように増員をしていただきたいということを言っておりますので、その点はいかがでしょうか、御答弁をお願いします。

再々A　野井祐一　警察本部長

警察庁では、令和7年度概算要求に地方警察官476人の増員を盛り込んでおります。
この中から当県に1人でも多く増員が措置されるよう、今後も引き続き、国に対して要望してまいります。

 

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
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