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掲載日:2024年12月27日
Q 岡村ゆり子 議員(県民)
本県には15校の工業高校があり、ここ数年の志願者倍率は約1倍と横ばいにございます。「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」を策定し、大宮工業高校と浦和工業高校が統合し、現在の大宮工業高校の場所に令和8年度開校を目指し、新校を設置いたします。
少子化や施設の老朽化、維持管理の困難さなど再編が必要なことは理解をしておりますし、より魅力ある学びの場を提供することは重要です。それと同時に、いかに人材を育てていくか、生徒の知的探求心を満たすことができるか、特に工業高校はものづくりに関する知識・技術を身に付け、次世代の地域産業を支え発展させる人材の育成を行う高校でございます。
人づくりなくして、国造りなしであります。人材不足が叫ばれるからこそ、大変意義のある高校であり、発展させていかなくてはならないと私は思っており、以下、お伺いいたします。
(1)志願者を増やす取組について。
県教育委員会として工業高校の志願者を増やす取組は、どのように行っているのでしょうか。教育長、御答弁をお願いいたします。
A 日吉亨 教育長
議員御指摘のとおり、工業高校は次世代の地域産業を支える人材を育成、輩出することが求められており、志願者増にしっかりと取り組む必要があると認識しております。
そのために、まずは、生徒の知的探究心を満たすよう、工業高校の学びの魅力そのものを向上させるとともに、そのうえで、工業高校の魅力を中学生やその保護者に対し、積極的に発信していくことが重要と考えております。
そこで、県教育委員会では、大学と連携協定を締結し、高度な授業や体験活動を実施しております。
例えば、川口工業高校では、ものつくり大学での教授による講義や実習、最先端の技術を持った地元企業でのインターンシップを実施するなど、高度な知識や技術に触れる機会を設けております。
また、魅力発信の取組として、各工業高校においては、中学生が3Dプリンターを使う、ものづくり体験会などを実施しております。
さらに、専門高校の学習成果を発表する埼玉県産業教育フェアにおいて、ロボット操作の体験を取り入れるなど、専門高校の魅力を発信しているところです。
今後は、新たに開設した県教育委員会公式インスタグラムを活用するなどして、工業高校の志願者増加策に積極的に取り組んでまいります。
再Q 岡村ゆり子 議員(県民)
るる取組をお伺いいたしまして、やはり受験の対象となるのは、中学生とその保護者の方がどのように選ぶかというところなんですね。大学とも連携を図ってくださっていて、そういった実際に子供たちの話を聞いたときに、受験をその後大学に進学をするのか、就職をするのか、学校に入ってみないと分からないというようなところもおっしゃっておりました。
なので、大学と連携をして、その後、更に深い学びができるですとか、そういった発信を積極的に行っていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
再A 日吉亨 教育長
大学や企業との連携を進めることが、学びの魅力を高めるということだけでなく、生徒の進学や就職などの進路実現にもつながる、そういった取組も積極的に発信すべきという御質問かと思います。
議員御指摘のとおり、大学や企業と連携した取組は、生徒が高校在学中に進学や就職に関する情報を直接得られるというメリットもございまして、学校の魅力向上につながるものと考えております。
工業高校では、様々な資格の取得に挑戦することができるほか、大学や企業と連携した実践的な学びを通じて、社会で役立つ専門的な知識や技術を身に付け、進路実現に生かしております。
工業高校は、身に付けた専門性を生かし、高校卒業後に多くの生徒が就職して活躍しておりますが、近年では大学に進学する生徒も多くなっております。
今後は、大学や企業と連携した取組を一層進め、工業高校の更なる魅力を積極的に発信してまいります。
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