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掲載日:2022年6月21日
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内田蔬菜園は、ねぎ160a、にんじん100a、ブロッコリー100a、とうもろこし100a、はくさい70a、だいこん60a、ごぼう50aと、大規模に露地野菜を栽培しています。2010年に晴久さんが就農した後、機械導入や雇用を開始し、規模拡大をしてきました。
専門学校を卒業し、プログラマーとなった晴久さん。プログラマーの転職活動中、父親が病気になられたことをきっかけに、Uターン就農しました。
「父の指示のもと、最初の仕事はとうもろこしの定植でした。まっすぐ機械を走らせることができなくて、難しいなあと感じたことを今でも覚えています」
初めて定植したとうもろこしは、4月に降った雪の影響で、ほとんど収穫できませんでした。就農してすぐ、壁にぶつかり、思いどおりにならない農業の難しさを感じた晴久さん。仕事に慣れたと感じたのは、就農してから4~5年たった頃だそうです。農業は、日々勉強、トライ&エラーだと晴久さんは語ります。
「プログラマーをやっていたこともあり、何かを作ることはもともと好きでした。プログラマーの仕事は半年~2年で成果が出るのに対し、農業は、農薬や肥料、水やりをした結果がすぐに表れるので面白いです。しっかりいいものを作れば、儲かるという結果が出るのも手ごたえがあり面白味があります。」
平成29年は高温により、はくさいの苗を焦がしてしまいましたが、その反省を生かし、平成30年は良い苗を作ることができました。今年の結婚を機に、仕事とプライベートのメリハリがつくようになり、仕事に対しても、より一層責任感が生まれたそうです。
晴久さんのお宅は、祖父が現在の土地に移り住み、野菜の生産をはじめました。その後、父親が様々な品目を導入し、規模を拡大しました。父親の、苦労を経験しながらもチャレンジし続ける姿勢を、晴久さんは尊敬しているそうです。晴久さんが就農してからの8年間は、親の判断・助言のもと、機械導入や雇用を進めてきました。
この先の10年間について問うと、
「仕事はコツコツ積み重ねていくことが大切だと考えています。雇用を増やして、規模拡大を進めていきたいです。また、今は家族がついつい働いてしまいがちですが、社員とパートさん、家族皆が、しっかり休みをとりながら稼げるよう、メリハリある働き方ができる環境に変えていきたいと思います。」
と語ってくれました。
晴久さんは、ふかや4Hクラブに所属し、現在会長を務めています。11月10~11日に中山道沿線商店街周辺にて行われる深谷市産業祭では、クラブ員が栽培した野菜の販売や、クラブ員の生産した食材を使った卵・野菜スープの販売を行います。皆さま是非お立ち寄りください!
ふかや4Hクラブ視察研修in嬬恋村
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