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掲載日:2022年6月21日
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毎日食べるものを自らの手でつくりたいと思っていた柴田さんは、夢をかなえようと、大学卒業後、野菜や米づくりに関わる研修や企業勤務で経験を積み、就農に向けた準備を進めてきました。
都市近郊で消費地が近く、自身の出身地でもある入間地域での農業に可能性を感じた柴田さんは、平成25年に農林振興センターに就農相談に訪れました。センターから関係市町につないだところ、川越市で就農候補地が見つかり、この農地を使って平成26年から「いるま地域明日の農業担い手育成塾」で2年間実践的な研修を積み、平成28年5月に独立就農しました。
最初は田30a、畑30aからスタートしました。長年耕作されていない農地ばかりだったので、雑草が多くて大変だったそうですが、しっかり管理するとともに、地元農家の会合に積極的に参加するなど、つきあいを大切にして周囲の信頼を得ることで新たに農地を借りることができ、現在の経営規模は田40a、畑90aとなっています。
当初から作業の効率化と労力軽減を目指しており、周囲の農家や知り合いのつてを頼るなどして、機械・設備を計画的に取得し、独立就農時には作業場をはじめ、必要な機械設備をほぼ揃えることができました。
柴田さんは、研修中から売り先の開拓を積極的に進めてきました。米は個別販売を行い、野菜は農協の共選出荷を行うとともに、市内の農産物直売所やスーパーマーケットの地場産販売コーナーで販売しています。
売り先によって売れる品物が違い、他の生産者との競合も多いことから、試行錯誤しながら品目の選択と絞り込みを行ってきました。現在、野菜はにんじん、ブロッコリー、さといも、ねぎを中心に生産しています。今年、農協のさといも選果場ができることから、さといもの作付けを増やしていく予定とのことです。
柴田さんは、川越産農産物ブランド化連絡会(事務局:川越市農政課)の副会長を務めており、最近では、連絡会が作成したロゴマーク利用による川越産農産物のPRや、イベントなどによる消費の活性化に取り組んでいます。
平成30年からは、柴田さんが中心となり、所属するJAいるま野川越産直生産者部会の仲間やブランド化連絡会と協力し、地元の女子プロサッカーチーム「ちふれASエルフェン埼玉」の選手たちへの野菜や食事の無償提供を通じて、川越産農産物をPRする取組を行っています。
女子サッカーチームに野菜や食事を提供
女子サッカーチームを応援する農家のポスター
川越産農産物のロゴマーク
いつも笑顔で周りの人たちとのコミュニケーションを大切にしている柴田さん。地域の担い手として、また出荷組織などのリーダー的な存在として、活躍がますます期待されています。
川越産農産物ブランド化連絡会では、「おいしい川越」というFacebookページで川越産農産物の魅力を発信していますので、こちらもぜひご覧ください。
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