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掲載日:2022年6月21日
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小島さんは水稲といちごを栽培する専業農家の生まれです。
一度は他産業への就職を選んだ小島さんですが、祖父、叔父を相次いで亡くされたことに加え、自宅周辺に耕作放棄地が増えだしていることに危機感を覚えたことがきっかけで、「父親が元気なうちに農業を学び、地元の担い手として農地を守ろう!」と、一念発起し、平成26年に就農しました。
営農にあたっては、両親と経営を分離し、水稲部門は小島さんが担っています。
部門がしっかり分けられたことで、各部門での決算が見える化し、部門ごとの資金計画も立てられ、現在の経営につながっているそうです。
4.8haから始めた水稲経営も、今では23ha。
順調に面積が拡大しているように見えますが、農家子弟だからと言って一足飛びに面積拡大ができたわけではありません。
水田の管理をしっかり行うことで周囲からの信頼を得て、農地を貸してくれる方が増えてきたそうです。
面積拡大とともに米価変動を考え、出荷先も工夫しています。
出荷先は全量農協出荷ですが、通常の出荷のほかに、品種や単価が指定されている契約米、飼料用米など出荷契約の形を複数持つことで価格変動のリスクを分散しています。
新たな技術習得をするため、研修会などにも積極的に参加し、情報収集を行っています。
川島町で令和3年から行われている、スマート農業の実証事業に参加し、Z-GIS(圃場管理システム)を活用した農地管理も始めました。
また、密苗を利用した田植えを行い、労力削減を図っています。
今後も規模拡大を考えていますか?と尋ねると
「機械の性能を考え、30ha程度まで拡大を考えたいですね。それに、耕作放棄されて荒れた農地は見たくないので、自分が代わって耕作できればと思っています」
今後も川島町の水田農業の担い手として、期待されます。
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