活躍する埼玉青年農業者（飯塚裕輝さん（羽生市））

将来ビジョンも体格もエース級！　穀倉地帯の若き担い手は地元の期待も特大です！

埼玉県の穀倉地帯の羽生市で規模拡大を目指す、飯塚さんを紹介します。

就農した動機を聞いたところ、開口一番、「農業を継げ、とは言われなかった。自由に好きにやらせてくれた。」と、力強く話す飯塚さんは、羽生市で祖父の経営を継承した青年です。

　母方の祖父は、地元で農業経営を行っていた篤農家でした。小学生の頃は、お小遣い目当てに水稲のは種作業、苗箱運び、田植えの手伝いをしていました。地元小学校の学校農園の田植え作業では、先生や指導農家から「上手いし、作業手順がいいね！」と褒められたそうです。「子供の頃から、泥いじりは好きだった。今も家の中より外が好きですよ」と、話します。

 

 

　農業をやりたいと実感したのは、中学生の時。自営業の両親と相談し、県立熊谷農業高校に進学、その後は、埼玉県農業大学校に入学しました。

　飯塚さんは、農業大学校時代の同級生と結婚、祖父母の経営を引き継ぎました。「孫夫婦で農業を継いでくれるのは、嬉しい。」と、満面の笑顔は、祖父の輝雄さんです。

 

　「将来は、現在の経営規模の10倍にする。そのために段階的に規模拡大をしていく。今は、四六時中、農業経営のことを考えて行動したいし、考えている。」と話す飯塚さんの横で、若奥様は、「夜もスマホで農業関連のサイトを、ずっと見てますよ。」と、教えてくれました。

　スマート農業についても積極的に情報収集し、実演会にも参加している飯塚さんは、「現時点の状況で、自分に必要なものは何か」を考えて、行動しています。

　地の利を活かした「おいしい米づくり」と、その後の展開が大きく期待される飯塚さんです。