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掲載日:2022年6月21日
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村山さんは、深谷市岡部地区で、秋冬ブロッコリー約280a、春ブロッコリー約230a、スィートコーン約150aを栽培しています。
深谷市は全国第一位の作付面積を誇るブロッコリーの大産地です。村山さんは、就農10年目にあたる令和2年、JAふかや西部野菜出荷協議会ブロッコリー部会長に選任されました。部会長として、地域農家約70人をまとめています。
高校卒業後、建設業や不動産業などをしていた村山さん。幼少時には農業を手伝ったことはなかったといいます。姉の勧めで、両親が元気なうちに栽培を教わるようにと、就農を決意しました。
【ブロッコリーを手に笑顔の村山さん。】
農業をやってみて感じたことは、『農業は自分に向いている、仕事をしてもストレスを感じない』というものです。出荷最盛期は、真夜中から収穫したり、寒い中作業したりしますが、大変さを感じても嫌だと思うことはありません。
つらいのは、天候不良等の影響でブロッコリーに病害が発生して、収穫不可能となったときです。やりがいは何といっても、良いブロッコリーが収穫できたときです。秋冬ブロッコリー6品種、春ブロッコリー4品種、スィートコーン4品種の特性を把握しながら、うまく組み合わせて、常に良い品物を出荷できるように工夫しています。
【真剣なまなざしで、茎や花蕾に汚れや傷がないかしっかりと見極めます。】
村山さんが就農して以降、地域では若い農業者が増加しています。一つ一つの作業が丁寧で、熱心に栽培に取り組む和弥さんは、若手リーダーとして周囲からの信頼も厚く、病害虫対策や栽培方法について相談される存在です。品種や、防除方法、資材について、幅広く活発に意見交換を行い、技術研鑽に努めています。
他の農家と交流することで、両親の栽培方法を客観的に見直すことができました。改善にあたっては、両親は村山さんの判断をいつも尊重してくれます。
一方で、独自の良い点を見つけることもできました。育苗培土を複数種混ぜたり、かん水しやすくするために自作の機械を作ったり、作業性を良くするために収穫用包丁にゴムを巻いたり、細かな工夫が、作業効率を上げています。
「秘密はないので、良いと思ったことは人に伝えています。それがその家に合うか合わないかはやってみないとわからないと思います。」
【自宅の作業場にて、目標について話していただきました。】
飾らない人柄で、人あたりが良く、いつも笑顔の村山さん。昨今、気象変動の影響が大きいなか、栽培においては『臨機応変』を心がけ、柔軟に対応しています。
今後は省力化や雇用について考えていきたいと話す村山さん。今後の活躍にも期待しています!
※深谷市の秋冬ブロッコリーは、9月下旬から出荷が始まりました。旬のブロッコリーは柔らかく、口に含むと柔らかな甘みと香りが口いっぱいに広がります。是非、ご賞味ください!
【JAふかや西部営農経済センター出荷場。10~11月に出荷最盛期を迎えます。】
【ゆでたてのブロッコリーは香りと甘味が格別です。】
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