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掲載日:2023年3月14日
Q 田並尚明 議員(民主フォーラム)
デジタル化が進めば、社会の中を行き交うデータの量もおのずから増えていきます。DXのレベルともなれば、恐らくものすごい量のデータが行き交うことになるのだと思います。このため、デジタル社会を構築するには、ソフト面のDXの取組だけではなく、ハード面の基盤整備を同時並行で進めることが重要と考えます。
しかしながら、ハードの整備は巨額の予算が必要となることもあってか、県庁のデジタル基盤の強化はなかなか難しいようです。昨年の代表質問でも指摘させていただきましたが、県庁の職員さんたちにお話を伺うと、「ウェブ会議は便利だが、データ容量が大きいので、朝の時間帯などはアクセスが集中して県庁LANが遅い」といった意見を数多く耳にします。いくら便利なデジタルツールを導入しても、それを快適に使いこなせないようでは、デジタルの効果を生かすことができません。
こうした私の指摘に対し、昨年知事からは、DXに対応したネットワーク全体の再設計が必要だとの御答弁を頂きました。私は、本気でDXを推進するのであれば、集中的に予算を投下してハード面を早急に整備するべきと考えます。
そこで、改めて知事にお伺いいたします。DXを支えるデジタル基盤の整備について、今後どのように取り組まれるのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
この数年、WEB会議をはじめ庁内のデジタル化が急速に進み、通信量が急増したことから、朝の始業時間などに通信の遅延が生じることがあります。
これまでも通信回線の増強などで改善を図ってまいりましたが、今後も更に増大するであろう通信量を見据え、県庁LANシステムを再構築することとしました。
特にアクセスが集中する本庁においては、現在の10倍の負荷にも対応できるよう、ネットワーク機器のグレードを高めます。
また、DXの推進には、ネットワーク機能の強化に加え、コミュケーション機能やセキュリティ機能の強化も必要となります。
コミュニケーション基盤は、メールやチャット、WEB会議など多彩な機能で職員の円滑な情報交流やリモートワークを支えるものです。
この基盤を最新の機能に刷新し、いつでもどこでも快適に仕事ができる環境を実現し、生産性を更に向上させます。
セキュリティに関しては、サイバー攻撃など外部からの脅威への対応に加え、内部からの情報漏洩などを防ぐ機能の強化が求められます。
このため、1つ1つの端末の動きを監視することに代表されるエンドポイントセキュリティを強化し、情報流出など異常を検知したら即座に通信を遮断する機能などを導入したいと考えます。
DXを推進するには、それに見合うデジタル基盤の強化が、御指摘のとおり不可欠であります。
今後ともソフトとハードの最適なバランスの確保に努めてまいります。
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