埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:231281

掲載日:2023年3月14日

令和5年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(西山淳次議員)

教育は県政の最重要課題 - IT化に並行して読書活動と自然体験を

Q   西山淳次 議員(公明)

世は挙げて、デジタル化、ネット化、IT化の時代を迎えています。GIGAスクール構想により1人1台の端末整備が急速に進み、子供たちの多くが自分専用のスマホやパソコンを持つ時代になりました。時代が求める情報機器を使いこなす教育は必須でありますが、一方で私が心配するのは、これらの情報革命のツールがもたらす負の側面であります。
大人ですら、次々と刺激的な映像や動画を遍歴していると、バーチャルな世界のとりこになってしまい、現実の世界に挑む生命力が弱くなってしまいそうです。ましてや、社会経験の少ない無垢な子供たちに与える影響が懸念されます。
その予防ワクチンともいうべきものが、読書であると私は考えています。想像力を駆使し、作者との粘り強い心の対話を繰り返す読書は、ちまたにあふれるバーチャルリアリティー(仮想現実)のもたらす悪影響から魂を保護する防壁になり得るでしょう。その意味で、私は、IT教育を推進するのと並行して、読書教育あるいは読書活動でもよいのですが、読書を活発化することを怠ってはならないと訴えたいのです。
また、加えて言えば、自然体験の機会を増やしていただきたい。液晶画面で見る自然や生き物と実際のそれは、やはり違います。遠くへ行かなくても、近隣の田んぼや畑、雑木林でもよい、学校敷地内にある桜の木1本でも、見方によっては立派な大自然です。地域の実情に合わせて工夫し、生の自然に触れ合う機会を是非持ってほしいと私は願います。IT教育の推進と並行して読書活動と自然体験を重視することについて、教育長の御所見を伺います。

A   高田直芳 教育長

子供たちには、様々な分野においてデジタル化が急速に進展する社会でしっかりと活躍できる力を育んでいく必要があり、これからの時代には、ICTを積極的に活用した教育は必要不可欠なものと考えます。
こうした時代にあっても、議員お話しのとおり、情報機器を使うことによる負の側面の予防という観点だけではなく、コミュニケーションの核となる言葉の理解力や表現力とともに、思考力や想像力を育む読書は学校教育において極めて重要です。
また、想像力の育成にあたっては、知識を得るだけではなく、子供たちに地域の身近な自然に触れさせる体験を通して、豊かな情操を育むことはかけがえのないものと考えます。
これまでも、小中学校では、朝の読書活動や地域と連携した野菜や米を栽培する自然体験などの取組を推進しております。
県といたしましては、今後とも、読書活動や自然体験を積極的に推進するとともに、小中学校におけるこうした取組がより一層充実されるよう働き掛けてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?