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ページ番号:266566

掲載日:2025年3月27日

令和7年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(柿沼貴志議員)

新規就農促進について

Q 柿沼貴志 議員(自民)

先日の一般質問で、自民党の飯塚俊彦議員も埼玉県イチゴについて質問しておりましたが、埼玉県育成品種のイチゴ「あまりん」や梨「彩玉」は全国選手権で最高金賞を受賞するなど、その品質は各方面から高い評価を得ております。
この有利な状況を生かし、県はイチゴや梨などの生産を積極的に振興すべきと考えます。そのためには、現在経営している農家の皆さんに対する支援を行いながら、同時にイチゴや梨の生産に取り組む新規就農者の育成について取り組む必要があると考えております。
しかし、新たにハウスを建設したり、果樹棚を設置するために必要な経費は、人件費の高騰などにより10年前の2倍近くまで上昇しており、これが新規就農のハードルの一つになっていると聞いております。
農業経営を行うには、ただ生産するだけではなく、消費者に受け入れてもらうための品質確保も重要であります。そのためには、必要な技術を習得できる仕組みも必要です。
埼玉県内には新規就農者向けの研修機関が限られております。梨の栽培を始めたい新規就農者の中には、せん定や病害虫対策などの技術を習得したいと考えていますが、近くに研修施設がなく県外まで通う必要があるため、時間的にも経済的にも負担が大きいとの声も聞かれております。
そこで、将来にわたって埼玉県のイチゴや梨の生産を担う新規就農者を確保・育成するために、県として具体的にどのように取り組んでいくのか、農林部長に伺います。

A 横塚正一 農林部長

全国的に高い評価を得ている県育成品種のいちごや梨の生産拡大を図るためには、新規就農者の着実な育成が重要です。
県では、新規就農希望者の技術習得を支援する明日の農業担い手育成塾を県内29か所に設置していますが、いちごや梨は就農時に多額の初期投資が必要なため、研修生が少ない状況です。
そのため県は、今年度から農業法人等が遊休施設等を活用して施設園芸や果樹の研修生を受け入れる場合に、施設の改修等を支援し、研修後には研修生が施設を継続利用して就農できる仕組みを作りました。
これにより新規就農者の初期投資の抑制が可能となります。
今後は、研修生を受け入れる農業法人数を拡大してまいります。
また、農業経営の移譲を希望する生産者が増えていることから、県では移譲希望者と就農希望者のマッチングを行い、経営移譲が円滑に行われるよう継承計画の作成や施設等の改修を支援しています。
このような取組により、農業大学校の卒業生などの就農希望者を支援し、全国に誇れるいちごや梨の生産を担う新規就農者を確保・育成してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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