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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(千葉達也議員)

基幹的農業水利施設の維持管理について

Q 千葉達也 議員(自民)

埼玉県の農業、農村は、県民生活に欠かせない食料を供給するだけでなく、食品産業や観光業等とも結び付き、地域経済や県民生活に活力をもたらしております。そのため、農業、農村を形成する農用地、農業用施設を将来にわたって健全に維持し、頻発する異常気象や今後予想される大規模地震に備えた強靱化を図ることが重要な課題です。このことから、農業生産基盤や農村環境の整備及び保全等を行う農業農村整備事業の推進は、ますます重要となっております。
県内には基幹的農業水利施設449か所のほか、多数の小規模施設があります。基幹的農業水利施設については、その多くが造成後40年以上経過しております。管理する市町村や土地改良区、水利組合等では適正な維持管理に努めておりますが、近年、突発的な事故や故障が多発しており、早急な対応が求められております。
そこで、計画的に更新整備を実施する土地改良施設維持管理適正化事業や、かんがい排水事業、長寿命化対策、団体営基盤整備促進事業への更なる予算確保が早急に必要だと思いますが、農林部長のお考えをお伺いいたします。

A 横塚正一 農林部長

県内には、基幹的農業水利施設が449施設あり、その内202施設は造成後40年以上が経過しています。
県が造成した基幹的農業水利施設については、県が計画的な更新整備を実施し、それ以外の施設については、施設管理者と維持管理の状況を共有し、適切に保全管理がされるよう支援を行っています。
これにより、造成後40年以上経過した202の施設の内、61施設が対策済み又は対策実施中となっており、引き続き、施設の機能診断結果などに基づき、優先順位付けを行い適切な時期に対策を講じてまいります。
農業水利施設を健全な状態で保全するためには、国庫補助事業の活用が不可欠であり、本年7月には農林水産省及び財務省に予算の確保について要望を行ったところです。
県としても予算を確保するとともに、引き続き国に対して必要な予算を要望し計画的な基幹的農業水利施設の更新整備に努めてまいります。

再Q 千葉達也 議員(自民)

以前は、県単独の補助事業、県単独事業というのがもっとたくさんあったと思います。現在は、とても縮小しているような気がします。
そして、先ほど農林部長の方から御答弁があったとおり、まだ直さなくちゃならない施設が多々残っているということを考えまして、県単独事業の予算を更につけるべきだと考えますが、再度農林部長にお伺いいたします。

再A 横塚正一 農林部長

県費単独土地改良事業は、小規模な対策について地域の要望に沿って予算化しております。
他方、国の補助事業についても、事業要件の緩和が進められ地域の状況に応じたきめ細かな対応が可能となっており、対策を加速化するために、国庫事業を一層活用してまいります。
なお、県費単独土地改良事業につきましても、引き続き地域の要請に応えられるよう取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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