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掲載日:2024年12月27日
Q 千葉達也 議員(自民)
一般質問初日に、順天堂大学附属病院整備計画の中止について様々な議論がありましたが、本県の医師不足の解消のためには、既存政策の拡充強化に加えて、新たな政策を速やかに実行しなくてはならないと考えます。
知事からは、「順天堂大学の医師派遣計画、地域枠医学生奨学金の貸与制度を活用し、将来の医師派遣のニーズに応えていく。また、医師に将来にわたり埼玉県に定着していただくために、県医師会との協力や医師不足地域の医療機関等と意見をお伺いする」との答弁がありました。
医師不足解消のための政策は、待ったなしです。順天堂の医師派遣計画、地域枠医学生奨学金の貸与制度を活用しつつ更に踏み込んで、この機会に埼玉県医師会が掲げている地域医療で核となる8医療機関と連携して地域医療連携ネットワーク構想を構築し、医師不足地域への支援を含め医師不足解消のための政策を埼玉県としても埼玉県医師会と連携して直ちに進めるべきと考えますが、大野知事の地域医療連携ネットワークに対する認識と今後の方向性についてお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
埼玉県医師会が発案された地域医療連携ネットワーク構想は、県内の8つの核となる医療機関を中心に病病連携、病診連携を図り、医師派遣も視野に入れて連携を深め医師の偏在是正を行っていくものと認識をしており、既に意見交換等を行っております。
この構想の趣旨は、本県が直面する課題認識と一致するものであり、意義があるものと考えます。
これまでも、県医師会とは、新型コロナウイルス感染症の対応では、診療・検査医療機関制度創設当初から全ての医療機関名の公表、ワクチン接種体制の早期確立、後遺症対策など、緊密に連携して対応してきた実績がございます。
医師の偏在是正のための取組では、総合医局機構を医師会等と共に立ち上げ、地域枠医学生奨学金の貸与枠の拡大や研修医の県内誘導、寄附講座の開設など様々な手法により医師確保に取り組んでまいりました。議員から御質問の方向性でございますが、今後とも、地域医療連携ネットワーク構想の趣旨を連携して推進するとともに、医師の偏在是正状況を踏まえ、将来の医師派遣のニーズに応えるほか、医師に将来にわたり埼玉県に定着していただくための施策など、これまで以上に県医師会と密接に連携をし、取り組んでまいりたいと思います。
再Q 千葉達也 議員(自民)
先ほど知事の方から、ネットワーク構想について十分認識はしていると。それについては前に進んでいくというふうな答弁を頂きました。
医師会と具体的にどのような形でこれから取り組んでいこうと今お考えなのか、大野知事にもう一度お伺いいたします。
再 A 大野元裕 知事
この構想は、現段階では具体的な内容が明確になっていないものと認識をしております。
他方、先ほど申し上げたとおり、私たちと医師会との問題意識、課題というものは一致をしているというふうに考えております。
そこで、構想を具体化するため、県と県医師会、地域の中核となる病院と十分な議論を進める必要があると考えており、今後とも、県の地域枠で養成した医師や寄附講座なども活用しながら、一人でも多くの医師が派遣され、医師の偏在是正が進むよう、まずはしっかりとした意見交換、議論を早急に進めてまいります。
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