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掲載日:2024年12月27日
Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
実社会で必要な問題を見つけ、解決する力を育むSTEAM教育が、広がりを見せております。STEAM教育では、理科や数学、工学、テクノロジー、アートの五つの分野を様々な体験を通じて学び、能力を高めていきます。STEAM教育を進める上でポイントとなるのは、専門知識を持った人材を公教育現場に引き入れる点です。子供の個性に応じた可能性を引き出す環境を整えるためには、教科指導の専門性を高めることが重要です。
STEAM教育は早い時期から始めるのが効果的とされており、専門的な指導を小学校から実施することの意義は高く、現在、小学校高学年を中心に教科担任制の普及が進んでおります。国においては中学年への拡大を概算要求しているとのことです。
本県でも、児童の能力向上を目指し、県が計画性を持って専科教員の加配による教科担任制を推進していくべきと考えます。教科担任制の意義や課題を踏まえて、県としてはどのような方針で取り組んでいくのか、教育長にお伺いいたします。
A 日吉亨 教育長
急激に変化する社会を生き抜くため、小学校高学年段階から、教科担任制を推進することは、子供たちの興味を引き出し、問題解決力を育むことで、STEAM教育にもつながるものと考えております。
例えば、教科担任制に取り組む県内の小学校の理科の授業では、教員がその専門性を生かして、川が蛇行していく自然現象を、モデルで再現して示す実験などを行いながら、子供たちの学習意欲の向上を図っております。
県では、令和2年度から、国の定数改善に合わせ、専門性の高い教科指導や、教員の持ち時数軽減にも取り組むため、計画的に教科担任制を推進してまいりました。
一方、今後、更なる教科担任制を推進するためには、国による定数増が必要と考えており、引き続き、教科担任制に係る定数の改善等について国に要望してまいります。
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