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掲載日:2023年2月7日
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令和4年8月4日、本庄市立本庄西中学校(以下、西中)の生徒会6名が地域めぐりレポーターとして、本庄市の魅力的な地域を取材する「西中地域めぐりレポート」を行いました。
西中学校の生徒会の皆さんに、地域の魅力を発信する「地域めぐりレポート」のレポーターをお願いすることになったきっかけは、『広報ほんじょう』に掲載された「第15回中学生まちづくり議会」の記事(※別ウィンドウで外部サイトへリンク)でした。「中学生まちづくり議会」とは、市内の中学生が議会を体験するという模擬議会です。「地域の文化や観光資源の知識を高めることで地域の活性化につなげてはどうか」との提案をした西中の生徒会のメンバーに、実際に本庄市の魅力的な地域の取材をお願いすることとなりました。
今回取材した先は、「はにぽんプラザ」と「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」の2つ。西中地域めぐりレポートの様子を一部ご紹介します。
西中レポーターのもとに、はにぽんも駆けつけてくれました! 暑い中のレポート、お疲れ様でした!
最初に西中レポーターが向かった先は、はにぽんプラザの愛称で親しまれる本庄市市民活動交流センタ―。東日本大震災の影響で、使用する上で危険と判断されたことから市民プラザを平成23年に解体し、建設されました。市内でも新しい施設で、若者からシニアまで幅広い年齢層が活動する場です。
はにぽんプラザの多目的ホールにて、本庄市市民活動推進課の岩﨑明夫課長補佐と小沢隆之主査は西中レポーターから取材を受けた後、施設を見学しながら各部屋について説明していただきました。
本庄市市民活動推進課の岩﨑明夫課長補佐(右)と小沢隆之主査(左)にお話いただきました。
西中レポーターに対して、本庄市市民活動推進課の岩﨑明夫課長補佐(左)と小沢隆之主査(右)がはにぽんプラザ内を案内しながら施設について説明している様子。
はにぽんプラザには、200を超える登録団体があり、多くの活動が行われています。例えば、コンサート・演劇や、施設内の展示スペースを利用して、書道展、写真展など様々な展示が行われるなど、市民の活動発表の場になっています。また、はにぽんプラザの敷地内を利用して地元のパンやお惣菜等を出店するマルシェが開かれることで、市内外から多くの人が集まっています。はにぽんプラザは、年齢関係なく多くの人が幅広く活動する場や、中心市街地に新たな人の流れを生み出し地域の賑わいを創出する役割を担っているのですね。
また、はにぽんプラザ建設にあたり、どんな施設にしていくべきか、市内の高校生に対して意見交換会を実施しました。若い世代からの意見を取り入れ、中学生・高校生も利用しやすい施設となりました。はにぽんプラザは市民と共に生まれ、誰にでも開かれた施設であることが、多くの人に親しまれている理由なのですね。
続いて西中生徒が取材に向かった先は、旧本庄商業銀行煉瓦倉庫。本庄市民には、「本庄レンガ倉庫」と呼ばれ親しまれています。旧中山道側から眺めてみると、経年劣化によるくすんだ色あいのレンガは、1つ1つ色が異なって味があり、まるで本庄の長い歴史を物語っているようです。また、建物前にある西洋風の電灯も、さらに煉瓦倉庫のおしゃれな雰囲気を醸し出しています。
現在、指定管理者であるNPO法人地域環境緑創造交流協会(愛称 うるおいのまち)がレンガ倉庫の施設運営を行っています。当NPO法人の櫻井光章(みつあき)さんに、施設について説明をしていただきました。
同施設について説明する櫻井さんと、熱心に話を聞く西中レポーター
旧本庄商業銀行煉瓦倉庫は、本庄商業銀行が大量の繭を担保として保管するための繭倉庫として明治29年に建設されました。かつて中山道の宿場町として栄えた本庄町は、繭市場として繁栄しました。本庄レンガ倉庫は、かつての本庄市の絹産業と経済を支えていたのです。
歴史を感じさせる木組み(キングポストトラス)や鉄扉の窓。通気性に富んだ漆喰板戸に網戸、鋳鉄製の通気口。すべて繭を保管するための知恵と工夫にあふれています。東京駅に使われたことでも有名な深谷の日本煉瓦造の煉瓦が用いられ、当時の一流技師の設計による明治期を代表する近代的な建造物です。
煉瓦倉庫の壁面
西洋風で美しい見た目から、度々映画やドラマの撮影スポットにもなりました。
また本庄レンガ倉庫では、この建物ならではの個性を生かした企画や展示を行ってます。
例えば1階の交流・展示スペースでは、養蚕に関する展示を見ることができます。かつて銀行が繭を担保として保管するための繭倉庫だったレンガ倉庫は、養蚕というワードなしで語ることはできません。養蚕農家から繭を作る寸前の蚕をもらい、レンガ倉庫で飼育したそうです。養蚕にルーツがある施設として、本庄レンガ倉庫は繭の記憶を繋いでいるのです。
1階には蚕のコーナーがあります。レンガ倉庫で飼育した蚕の繭も展示してありました。
また、かつて蔵倉庫であった2階の広い空間は、現在では多目的ホールとして市民の自発的な取り組みの発表の場となっています。コンサートや季節に合わせた企画が開催されるなど、交流施設として生まれ変わりました。
本庄市が歩んできた歴史を感じさせてくれる旧本庄商業銀行煉瓦倉庫。そこは、いまでも人と歴史が触れ合う場所となっています。
本庄市民に愛される2つの施設をレポートし、本庄市の現在と過去に触れた西中生徒。今回の地域めぐりレポートを通じて、地元への愛着と理解を深める機会になったのではないかと思います。西中地域めぐりレポートについて、6人のレポーターから感想を寄せていただきました!
旧本庄商業銀行煉瓦倉庫前に、はにぽんをモチーフとした可愛らしい車もやってきました!
・藤田駿弥さん(生徒会長)
「今回は本庄市はにぽんプラザ、赤レンガ倉庫の説明をしていただきありがとうございました。はにぽんプラザでは幅広い年齢層に親しまれており、交流の場としては絶好の場だと感じました。また、全体的にバリアフリー設計となっており、誰もが使用しやすい設計となっていました。赤レンガ倉庫では、設立当初から一回も壊れていないことに驚きました。また、この2つの施設は勉強スペースがあるので、私も受験勉強に利用していきたいと思います。」
・安田梨々花さん(副会長)
「本庄市の魅力に改めて気づくことができました。これからもはにぽんプラザと赤レンガ倉庫を利用していきたいと思います。」
・鹿田珠奈未さん(副会長)
「本庄市の歴史ある建物の過去をたくさん知ることができて良かったです。地域めぐりレポートをしたことで、はにぽんプラザや旧本庄商業銀行煉瓦倉庫を身近に感じることができたので、これからたくさん利用していこうと思いました。」
・松山由依さん(書記)
「本庄市は、歴史に触れることができ市民同士の交流の場もあって改めて良い街だと感じました。この地域めぐりレポートを通して新たな発見ができたので、本当によかったです。今回見学させてもらったはにぽんプラザと旧本庄商業煉瓦倉庫などを利用し、本庄市の事についてもっと学び、魅力を多くの方に伝えていきたいと思いました。ありがとうございました。」
・鈴木美優さん(書記)
「はにぽんプラザでは、様々な用途に合わせた設備があり、それらの設備を利用して活動している人がたくさんいることが分かりました。また、はにぽんプラザはよく利用したことがありましたが、赤レンガ倉庫は1回くらいしか来たことがなかったので、今回多くの仕組みや工夫を知ることができました。この経験を家族や友人に広め、さらに活気のある本庄市にしていこうと思います。」
・塩原煌生さん(会計)
「今回の地域めぐりレポートを通じて、はにぽんプラザとレンガ倉庫に親しみを持つことができました。今後も積極的に利用していきたいです。」
地域活性化を促すはにぽんプラザと、歴史ある旧本庄商業銀行煉瓦倉庫。地元の中学生にとって、本庄市の光景は普段よく見かけるものですが、西中地域めぐりレポートを通じて地元について深く掘り下げたことで新たな発見があったのではないでしょうか。身近だからこそ気づかない魅力は、意外にもたくさんあるものです。今回西中地域めぐりレポートに参加してくださった生徒6人は、これからも本庄市でたくさんの経験を積むことでしょう。そしてそれらの思い出が、きっと皆さんの今後の人生の糧になるはずです。本庄市の魅力を発見しながら、たくさんのことを経験していってください!
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