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掲載日:2023年3月3日

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対策本部会議後の知事発言内容(3月3日)(テキスト版)

それでは今日は、私の方からまず何点かご報告をさせていただきたいと思います。まず、オミクロン株対応の新レベル分類というのがありますが、本県のこのレベル分類におけるレベルについてであります。2月7日の時点でレベル3からレベル2に、埼玉県は移行したところでありますけれども、新規陽性者数や病床の使用率等、複数の指標あるいは事象の状況や、専門家会議の委員の皆様のご意見を踏まえて、総合的に判断をした結果、現行レベル2からレベル1に引き下げる、移行することになりました。また、同時に病床につきましては、フェーズⅢからフェーズⅡへと移行の要請を行うことといたします。ちなみにこの病床の方のフェーズですが、移行日は3月10日の金曜日とし、移行後の即応病床数は860床を予定しております。ちなみに内訳は、そのうちの重症(病床)が50床、その他の病床が810床、計860床ということになります。また、先ほど書面におきまして、第87回新型コロナウイルス対策本部会議を開催いたしまして、このレベル2からレベル1の移行に伴いまして、現在、感染に不安を感じる方々の無症状者の無料検査につきましては、3月31日をもって県民の皆様に要請を終了する。これは特措法24条9項に基づいて、基本的にはレベル2の場合に行われるものになりますけれども、感染にご不安を感じる方につきましては、無症状者については無料で、無償で検査をするという、この措置を伴う要請については、終了が3月31日として終わりになります。同時にこの要請が終わりますので、この検査についても、同じ日、3月31日で終了をいたします。なお、レベル1になったとは言え、新型コロナウイルス感染症が完全に収束したというわけではございません。インフルエンザも流行しており、レベル1ではこのツインデミックについての基本的な感染対策の呼びかけを行うことに元からなっておりますけれども、インフルエンザについても3月1日に定点観測で10人を埼玉県全体で超えまして、注意報を発令したところでありますので、県民の皆様には引き続き、この季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の基本的感染防止対策は同じでありますので、是非、感染防止対策の徹底をお願いするところであります。

続いて、ワクチン接種のお願いでございます。春は入学、あるいは就職等、多くの方々が新生活を迎える大切な時期でございます。ワクチン接種は未接種の場合と比べて、死亡予防効果や感染予防効果が高まることが確認をされております。ちなみに、最新の厚生労働省から発表されました数値によりますと、アメリカでのものがそうですけれども、死亡リスクは2価ワクチンを追加接種している場合と未接種を比較すると、死亡の発生比率は15.2倍だそうです。また感染リスクも、感染するリスクですね、2価ワクチンを追加接種した人と未接種の方では2.8倍と、この感染の方にも、そして致死率の方にも、大きなリスクについて低減が図られるということになります。したがいまして、先ほど申し上げた、この春、新しいイベントがあります。また3月13日からは、マスクの着用が個人の判断となります。そこでは、高齢者やリスクの高い方や、あるいはその感染している方については、マスクの着用を推奨するとなっていますけれども、これが今までと若干やはり変わってきますので、マスク着用の判断の前に、このリスクを低減させる効果があるワクチン接種を、是非ご検討いただきたいと思っています。先ほど申し上げたとおり、大きなリスクの差がございます。県内では、オミクロン株対応ワクチンを接種することが対象となっている方のうち、未接種者がまだ250万人おられます。オミクロン株対応2価ワクチンを未接種の方におかれましては、ご自身のため、あるいは愛する方、ご家族、ご友人のため、そしてもしかすると様々な場で感染をさせてしまう可能性もありますので、是非そういったためにも、今の間にワクチン接種を是非、ご検討いただきたいと思います。

そして、3番目ですけれども、県庁におけるマスク着用であります。先ほどお話ししたとおり、国の基本的対処方針の一部変更を受けて、令和5年3月13日より当面の間、マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断に委ねることが基本となるということになりました。そこで県庁においては、3月13日以降のマスク着用について、これは県庁の職員にはやはりマスク着脱の目安となるように、原則マスクを外してよい場面というのを例として示すことといたしましたので、ご紹介をさせていただきます。この(モニター)左側はあくまでも例でありますけれども、原則マスクを外してよい場面であります。例えば、私や副知事への説明や決裁に上がる場合には、基礎疾患を持っている高齢者ではありませんので、マスクを外していいということになります。あるいは庁議、その他の会議、さらには県主催での会議や研修では、マスク着用を求めません。また、県が行うイベントや式典、さらには通常の執務室内や庁舎内での勤務、さらにはもちろん出張、屋外での勤務、そして混雑した乗り物の場合は、マスクは外していいといった具合にはしませんけれども、通常の通勤の場合、こういったときには、マスクを外してよい場合として例示をさせていただきたいと思いますが、ただ、屋内の場合には、この前提として、室内の換気の徹底を、職員に対してはお願いをするところであります。他方で、せき等の症状があるような場合には、やはりマスクの着用を、こういった場面であってもお願いをしたいというふうに考えています。また、感染拡大期になる場合には、状況に応じて、一時的に広くマスクの着用を求めることがあり得ます。そういった判断は、感染対策が必要な場合には、躊躇なく実施をすることといたします。そして、(モニター)右側なんですが、マスクの着用を推奨する場合の場面ですね。というのは、職員がですね、例えば高齢者等、重症リスクの高い方への感染を防止する場面として、例えばですけれども、医療機関を受診、訪問するときとか、高齢者福祉施設に行くとき、こういったときには着用を推奨いたします。また、換気が不十分な空間での会議だったり、公用車に同乗するとき、あるいはラッシュ時等の混雑したとき、こういったときには感染防止に効果が出ますので、高いので、マスク着用を推奨いたします。なお、これは当たり前の話なんですが、マスク着用する場合にも適切な方法で着用していただきたいということで、いわゆる鼻出しマスクとかですね、顎マスク、これは避けてほしい。こういった場面でもあってもですね、外してくださいということでありまして、顎出し、あるいは鼻出しマスクをしていいと、そういう話ではございません。こういった形で県庁では3月13日以降は、場面に応じた適切なマスク着脱を行うことによって、ポストコロナ元年としての一歩を踏み出したいと考えております。

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