トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症-埼玉県の新型コロナ情報- > 新型コロナウイルス感染症に関する知事発言等について > 新型感染症専門家会議後の知事発言内容(5月19日)(テキスト版)
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掲載日:2021年5月19日
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知事
お疲れ様でございます。今日は、第31回となりましたけれども、埼玉県の新型感染症専門家会合を開催をさせていただきました。そのご報告をさせていただきたいと思います。なお、前々回からの経済の専門家にもご参加をいただいておりますけれども、節目、節目、例えば、措置のあり方等を考える時には、医療のみならず経済の専門家にもご参加をいただいておりますが、今回も同様に、経済の専門家にご参加をいただきました。今日は3つの点について、ご意見をいただきました。1点目は、現状をご説明をした上で、感染動向を踏まえた、現状に対する評価やご意見について伺いました。2点目でございますけれども、今後の埼玉県における、いわゆる対策、措置、感染防止対策や措置についてどのように行っていくかについて、我々の方から一部お話をさせていただき、それに対するコメントをいただきました。そして最後でありますけれども、高齢者施設に対する検査についてのコメント、この3点をいただきました。細かい話はご質問があればお答えいたしますけれども、簡単に申し上げると、感染動向を踏まえたまず現状の評価、最新のものでありますけれども、今日実は、政府のアドバイザリボードもあったことで、そこに参加されていた先生も何名かおりましたので、比較しながらのお話等をいただいて、埼玉県の状況については、前回と同様、ぎりぎりの状況で踏ん張っているというのが、多くの先生方の意見でありました。また、現状においては、対策は埼玉県においては高齢者への対策、さらにはまん延防止等重点措置を、東京が緊急事態宣言を行うに際しても、異なる措置をとりながらもうまくやってきたと、ただ、ここで緩めてしまうと、大変危険なので、それからその変異株が多くなって、昨日発表して75%を超えましたけれども、そういった中で若い方の感染が関係してくるとか、そういったこともあるので、緩めずにいって欲しいと、こういった話がございました。
2点目については、現時点においては、埼玉県は直ちに緊急事態措置に移行するような状況ではないけれども、現在では、様々なことを強化することも考えなければいけないというご意見もあり、我々県側から、それぞれの措置の強化のパターン、強化をしていくということを申し述べ、パッケージとして強化をしていくものを提示をさせていただきました。詳細については、法に基づくものもございますので、別途またまとまった段階でご報告をさせていただきますが、まん延防止等重点措置を継続するという、当面です、31日まで継続しますので、その中でも強化できるものを考えていこうということで、そこについては別途お話をさせていただきたいと思っております。
また、ワクチンの接種についても様々なコメントがありまして、今般いわゆる打ち手を増やすのと、あるいは医師会の御協力をいただきながら、埼玉方式というのでしょうか、個別のクリニックで1対1の先生方のかかりつけ医による制度を拡充すること、こういったことをさらには、埼玉県の高齢者接種センター、こういったものについても、それぞれコメントをいただきました。
また最後になりますけれども、高齢者施設に対するPCR検査は効果があると我々は考えておりまして、これについてお話をしたところ、先生方からは、とにかく埼玉県の高齢者対策というのは極めてうまくいっているし、恐らくここにおける効果が高いと、特に何人かの先生からあったんですけれども、例えば関西方面で、急速に変異株によって感染者が上がった、3月の時点では、埼玉県と大阪府はほとんど並んで、英国株が日本で1位2位を争っていましたけれども、そのあと、やはり全く状況が変わったものとしては、1つは早い介入、2つ目は徹底的な追跡、そして3つ目が高齢者対策があったのではないか、こういったご意見をいただきましたので、高齢者に対するPCRについては強化をするべきである。これについては、法24条9項に基づく要請についても、我々検討する十分な余地があるのではないかということで、そこについては、もし仮にそういったことを検討する場合には、専門家会合としても同意をしたいとのお言葉をいただきました。私の方から全体の報告は以上であります。
金井県医師会長
只今、知事からお話があったところがほぼすべてかと思っております。簡単に申し上げますと、緊急事態宣言を出す状況にはないという状況、まん延防止等重点措置で、さらに少しは強化するところは強化していったらいいんではないという話でございました。それは何をおいても、ぎりぎりの状態ではあるものの、まだこらえられている状況であるということでございます。ステージ4には達していないということですけど、ご案内とおり病床の使用率等につきましてはステージ4に近いというのがありますがから、その点は注意しなければならないけれども、少しまん延防止等重点措置を強めていくというようなやり方でいいのではないかというようなお話がございました。その他については、知事のお話の中で、お話がなかった部分については、家庭内感染でございますけれども、相変わらず家庭内感染が多いので、これについてもう一度しっかりとらえるべきではないかという意見はございました。もう一つ、今後ですけれどもモニタリングをしていく上において、学校におけるモニタリングというものがどのような形であれ、必要であるのかというような意見があり、それについても検討するべきというようなお話があったところでございます。それで強化するべき点というポイントでございますけれども、これも知事からお話がございましたので、ほかにというところは、大きくはないと思います。知事がお話をされた内容でほぼ満たされていると思います。私は以上とさせていただきます。
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