トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症-埼玉県の新型コロナ情報- > 新型コロナウイルス感染症に関する知事発言等について > 新型感染症専門家会議後の知事発言内容(5月13日)(テキスト版)
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掲載日:2021年5月13日
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知事
皆さんお疲れ様でございます。
今日は第30回となりましたけれども、埼玉県の新型感染症専門家会合を開催をさせていただきました。冒頭の話でもさせていただきましたけれども、本日の専門家会合においては、第1点目に、現状の評価、特にゴールデンウィークを経た後、またまん延防止等重点措置を20日、もしくは地域によって28日からでありますけれども、一定程度、そのあとのその結果が反映をされるような時期になってきているので、先生方のそういったご意見をお伺いをさせていただくとともに、もう1点といたしましては、現時点では、埼玉県は漸増というか、少しずつ増加している、もしくは高止まりしていると状況でありますけれども、政府が指示をしてきた通り、例えば急激に増加をして医療機関等が厳しい状況になった時に、いわゆるスコアというんでしょうか、入院をするための基準っていうんでしょうか、そこを改訂すること、さらには今後、療養施設や自宅療養への支援を強化すること、こういった措置について、先生方にご意見をお伺いをさせていただきました。
基本的には、まず1点目への現状の評価の方ですけれども、結論から申し上げると、現時点では緊急事態宣言に直ちに移行するような状況にはない。また政府としても埼玉県を特出しして、マークしているレベルにはないと。しかしながら、急激に重症者が増えてくる、もしくは若い方に重症者が増えているように、先生方が現場の先生として思ってらっしゃることもあるので、そこについては、遅れることなく介入ができるように、県としても準備をするべきであると、そういったご意見が多かったと思います。なおゴールデンウィークを過ぎた後も、急激に陽性者が増えたということにはなっていないという評価はありました。また先ほど申し上げた繰り返しになりますが、関西等を含めた、急激に上昇をするような状況になってなく、まん延防止等重点措置がかけられて以降も、何とか先生の言葉をお借りすると、お2人の方が同じ言葉で言ってましたが、何とか埼玉県は踏ん張っていると、こういった評価が多かったと思います。
それから、2点目の一定程度、病床が占有されて以降、スコアをつけて、いわゆる入院の基準を変えていくことについては、これはまだ最終的には、こちらの中でも揉まさせていただきます。細かい話はいたしませんが、その方向性及びその中身については、基本的には、ご同意をいただいたというふうに考えておりますので、これを受けて最終的なものにして、これはきちんと公表をさせていただきたいというふうに思っています。それから、宿泊療養や自宅療養において、診療検査医療機関等に委託をすることによって、ご自宅で療養されてる方でも、一対一で、つまり患者さんとお医者さんが担当が決まって、これを間断なく、仮にそれで自宅療養が終わるにしても、そこから入院に移行するにしても、それをしっかりとフォローできるような体制を作ることについては、評価はいただきました。逆に、ここはいいんだけれども、それだけではなくて、患者さんそのものを減らす、こういった努力をもっとするべきである、こういったご意見をいただきました。私から以上です。
金井県医師会長
まず現状の分析と評価ということでございますけれども、これは重複する知事のお話と重複するところがあるかと思いますけれども、大阪、そして福岡、北海道等におけるような、急峻な増加というような状況がない、すなわち埼玉県、関東そうですけれども、比較的抑えられているのではないかということで、ある程度良い状況ではないかという意見が出ておりましたけれども、それでも実行再生産数ですけれども、1.094という状況にあります。当然のことながら、1を超えているので、まだ増える状況にある。これは気を引き締めなければならないという意見がいろいろな委員から出たところでございます。また、若い人たちの重症化という問題、これは大阪等でもある話でございますけれども、当県においても、若い人に重症者が出てきている、50歳代が出ている、さらに若い人まで出ているということがありました。そのような問題があるということ。それから、3月23日の厚労省通知にあった感染爆発を予想したという状況、それのいくつかがありますけれども、その中でやっぱり入院をさせるようなものをどのようにするかというようなものもあるということで、そういうものが必要かどうかという議論はされた。確かに今の状況を即どうこうするということではないけれども、そういうものの検討の必要はあるというようなお話もございました。それから、感染爆発ということを想定という中で、感染症対策の強化ということでございますけど、その中に宿泊療養、自宅療養者に対する医療提供体制の強化というのがあります。これも知事から先ほどお話がありましたけれども、今までであれば、宿泊施設というのは、宿泊施設の中の全体を見る医師等が1人いるという状況にあったわけですけれども、個々の療養者を見るという状況ではなかったというのがございました。それを個々の療養者を見る、見られる体制、すなわち、診療検査医療機関であったり、かかりつけ医であったりが個々の療養者の状況を見る。それをオンラインと言っておりますけれども、電話等再診になるかもしれませんが、電話等の診療になるかもしれませんが、そういうことでやっていくということを決めていくということを説明をし、先生方もそれはよろしいことだというお話があったところでございます。
それからワクチン接種についてでございますけれども、ワクチン接種については、これは今後進めていく問題ではありますけれども、ワクチン接種について、7月末までに終わるか終わらないかという問題があるというか、日本中でそういう話は当然のことながらあるかと思いますけれども、埼玉県においては、それよりももっと前に終わらせるという計画をいろいろ県庁と医師会、それから他の医療団体等々で議論をしているところでございます。これについては、うまくいくんではないかという今状況にありますけれども、細かく、何月、例えば7月20日までに終わりますよとかいう形での説明はできませんけれども、それも早晩計算して出すことができるのかなとそういうふうに思っているところでございます。これについても我々からも説明をさせていただき、委員の先生方も、それについてはよろしいことだという理解をいただいたところでございます。私は以上でございます。
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