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掲載日:2021年6月1日

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定例記者会見の知事発言内容(6月1日)(テキスト版)※抜粋

 

  お待たせいたしました。
  まず、埼玉県高齢者ワクチン接種センターについてご報告をさせていただきたいと思います。本日オープン初日となりました、この埼玉県高齢者ワクチン接種センターでありますけれども、今日は500人の接種を予定をしております。現時点までのところでありますけれども、大きなトラブルはなく進んでいるとの報告を受けております。開設にあたりご協力を頂いた皆様に対して心より感謝を申し上げます。このあと3日くらいかけて、1日当たり700人まで接種人数を増やしていく予定であります。また予約受付の状況でありますけれども、システムトラブルも一切なく至って順調に進んでおります。第1回目、これが15日までの、6月を2回に分けまして第1回と第2回となってますが、15日までの予約につきましては全て埋まっておりまして、ここまでは特段問題はございませんでした。他方、時よりキャンセルも出るため、予約をご希望される方につきましては、気が向いたら予約システムを覗いてみていただきたいと思います。このワクチン接種ですけれども、新型コロナウイルス対策のゲームチェンジャーであり、1日でも早く、一人でも多くの方に接種ができるよう、なんとか円滑に進めていきたいと県としても努力をしていくつもりでございます。
  次に、「医療、介護従事者の皆さんに感謝の気持ちを伝えるキャンペーン」についてであります。新型コロナウイルス感染症対応の第一線で奮闘活躍をされておられる医療従事者の皆さん、そして介護従事者の皆様には、感染リスクに加えて、医療や介護の継続という大きなプレッシャーとも戦いながら執務を続けておられると思います。これらの方々に対して、改めてではありますけれども、感謝の気持ち、そして私たち自身がそれに応えて、感染症対策に取り組んでいくこの意志をお伝えすることによって、モチベーションを高め、心の支えとしていただくため、このキャンペーンを開催することといたしました。今日はピンクのバラがありますけれども、このピンクのバラの花言葉は、「感謝」ということだそうです。そこで、これをキャンペーンのシンボルとして使用いたします。取組期間は、今日6月1日から7月末までといたします。具体的な取り組みでありますけれども、県民からの感謝のメッセージとして、県民や看護学校の学生さんから、メッセージを募集をして、県のホームページで公開をします。また店舗、企業からの感謝メッセージとして、プラチナサポートショップ、これ以前ご紹介させていただきましたが、いわゆる高齢者のサービスや用品を提供していただくお店ですが、このショップに対して感謝のメッセージを寄せていただき、県のホームページで公開する取り組みと、包括連携企業に対して、協定企業に対して、テンプレートに感謝のメッセージを書いて、店頭などに掲示していただく、こういった取り組みをお願いをさせて頂いています。その他の取り組みでありますけれども、プロスポーツ選手、あるいは著名人、さらには県議会の議長、経済団体のトップなど各界の代表者からの感謝のメッセージを県のホームページや、団体の会報誌などに掲載いたします。私もビデオレターなどで、感謝のメッセージを県ホームページや、団体総会などで配信をさせていただくとともに、今日も名札を付けてますけれども、感謝の気持ちを示すピンクのバラを付けさせて頂いております。このメッセージは続々と寄せられています。ぜひ皆様もメッセージをお寄せをいただき、医療、看護従事者の皆さんに感謝の気持ちを伝えていただけないでしょうか。
  さて次に、本日からのまん延防止等重点措置の期間の延長に伴い、すでにお示しした新たな措置等の強化パッケージのうち、特に皆様にお願いをさせていただきたいクラスター対策について、ご説明をさせていただきます。経済団体や、業種別団体といった関係団体に対し、これまでに実際にクラスターで発生した事例を参考に、従業員の感染防止対策の徹底を依頼をしてまいります。またテレワークの推進などによって、出勤者数を7割削減していただくお願いをさせて頂いておりますが、その実施状況についても公表するよう依頼をさせて頂いてまいります。学校への要請ですけれども、引き続き感染防止対策の徹底をお願いするわけですが、具体的には新たな取り組みとして、県立学校に対して感染管理認定看護師、いわゆるICNなどの専門家を派遣をし、感染防止対策について具体的な支援助言を実施いたします。あるいは寮生活、さらには修学旅行、こういったところでの感染防止対策の徹底を求めてまいります。高齢者対策でありますが、高齢者施設にこれまでも PCR 検査を実施してまいりましたが、応じて頂けなかった施設もありました。そこで PCR 検査の受検を特措法第24条9項に基づき、法に基づく形として要請をさせていただき、しっかりと新型コロナウイルス感染症の対策をとっている施設を、「感染対策優良施設」として、現場で確認をした上で認証します。また併せて、モニタリング PCR 検査を拡充し、主要駅のスポット検査に加え、会社単位での PCR 検査を実施する検査対象事業所を、もうすでに実施してますが、拡充をしてまいります。次に、これまでクラスターが発生した例ですが、具体的に事例として示させてください。まず、現場への車での移動時に感染が拡大したと推測される事例です。車内での飲食などでマスクを外す時間が長かったり、飲み物やタバコの回し飲みをして感染したと考えられるクラスターもありました。車内であっても、マスクの着用を怠らないこと、換気をしっかりすること、特に車内での昼食など、飲食は控えていただきたいと思います。次に仕事の前後や、休憩中の会話や食事、喫煙で感染したを推測される事例です。仕事中はオフィスでしっかりと感染対策をしていた。しかし、休憩中などにおいてマスクなしで会話をしていたケース、あるいは喫煙所での会話などの際に感染したとみられるケースもありました。また、寮やルームシェアなどは特に感染リスクが高いのでお気をつけをいただきたいと思います。
  次に、「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」についてでございます。本県では、県民誰もが川に愛着を持ち、ふるさとを実感できる、「川の国埼玉」を目指し、平成20年度から川の再生に取り組んでまいりました。その結果、河川の水質は、各河川の監視や工場、事業所などの規制によって、鮎が住めると言われる水質BOD3ミリグラムパーリットル以下の河川の割合が93%まで拡大をすることとなりました。河川の清掃や、環境学習などに取り組んでいただいている「川の国応援団」の皆様には、大変な熱心な活動、感謝を申し上げます。県では、環境に配慮した河川整備を進めており、川に近づける場所などの水辺環境も改善されています。また全庁を上げて、埼玉版SDGsを推進しており、特に水と緑を重点テーマとして取り組んでおり、先日本県の取り組みが、内閣府から令和3年度の「SDGs未来都市」に選定されたところであります。一方、川の国応援団ですけれども、活動者が固定化されつつあり、新しいメンバーの獲得に課題が生じています。また近年では、SDGsへの関心が高まり、多様な主体の連携によって、持続可能な取り組みの実現が求められています。そこで本年度、これまでの川の国応援団に加えて、個人と企業の参画を得て、連携を強化し、埼玉版リバーサポーターズプロジェクトとして、さらにその取り組みを拡大をさせていただきます。埼玉の豊かな川を育む、自発的な活動が持続して行われるよう、SDGsが目指す「社会、経済、環境」の3側面で、県民、団体、そして企業、この3者を支援する、そういった県のプロジェクトであります。「個人、団体、企業」、この3者、そして「社会、経済、環境」の3つ、この3つの側面をマルとして表現したロゴによって、プロジェクトの一体感、これは縦ですが、こちら横になってますけれども、こういった形で、当初私もなんだか分かんなかったんですが、3つの連携する形を表しています。ぜひ、このロゴ、団体サポーターや企業サポーターにもお使いをいただきたいと思います。このリバサポの取り組みにより、豊かな自然と共生する社会の実現と共にSDGsの実現を目指します。この「リバサポ」プロジェクトの仕組みなんですけれども、まず企業サポーターにおかれては、企業同士のマッチングや、企業と「川の国応援団」とのマッチングにより、川を活用した新規事業あるいは社会貢献活動の支援を行っていただきます。また、県としてSNSを立ち上げることによって、個人サポーター向けの情報発信による事業のPRなども行なってまいります。活用される河川の環境が持続的に保全をされるとともに、県内経済の活性化や企業イメージの向上が図られるものであります。個人サポーターにおかれては、SNSを通じて企業や団体の活動情報のほか川の魅力や、あるいは写真、こういったものを発信をさせていただきます。川の事業の参加や体験ボランティアと合わせて、県内の川の魅力を広く知っていただくことによって川への親しみを感じていただき、川を守る気持ちや川への愛着を持つ方々を増やしていきたいと思います。家族や学生など幅広い年齢にも加入をいただいて、川に関心を持ち川を好きになっていただくことで、「川の国応援団」に将来参加していただいたり、あるいは自ら団体を立ち上げるきっかけとなり川の保全、川との共生の取り組みを担う人材の育成に繋がることを期待しています。「川の国応援団」には、企業との連携や若年層・家族・子供の参加が増えることで活動が一層活性化され、持続的な組織化が進むことが期待されます。個人・団体・企業の3つのサポーターが連携をすることにより川の保全、川との共生に向けた活動を活性化します。またこのプロジェクトと同時に埼玉では「埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム」にご参加いただくことで、高い相乗効果が期待されます。このプラットフォームは、シンポジウムや参加団体の交流などを行うものであり、「ワンチームで埼玉版SDGsを推進する」という目的に賛同する企業・団体の皆様が入会可能であります。企業の皆様は、このプラットフォームへの参加もお願いを申し上げます。
  次に、リバサポの3つのサポーターについてであります。まず、「個人サポーター」、県民を中心とした個人が対象です。川で遊びたい、川でスポーツしたい、自然と触れ合いたい、このような想いをお持ちの方はお気軽にサポーター登録してください。SNSでサポーター登録をしていただくことによって、 SNSを通じて県から川に関する情報をお届けをいたします。次に、「団体サポーター」ですけれども、現在、約700団体の「川の国応援団」の皆さんに川の清掃ボランティアや生物調査、そして「川ガキイベント」、川の子供、川ガキですね、イベントの実施などに取り組んでいただいています。県内の川を守る活動の中心的な存在として、引き続き活動をいただけるよう必要な支援を継続します。最後に、「企業サポーター」でありますけれども、川での活動に関心がある企業、水辺での事業化をお考えの企業 SDGsに取り組みたい企業には、ぜひ、サポーター登録をしてください。希望する活動を県にエントリーいただくことで登録となり、新しい発想で河川空間の活用をお考えいただけるよう、民間コーディネーターによるマッチングの支援も行なってまいります。このたび、「リバサポ キックオフ!」として、「個人サポーター」と「企業サポーター」の登録受付を開始をいたしました。登録受付は簡単で、友達登録いただくだけで「個人サポーター」となり、「川の国応援団」が実施する「川ガキ体験イベント」や、クリエイターコラボ企画など、川を楽しむ情報をいち早くお届けします。また「個人サポーター」には、「リバサポキックオフキャンペーン」といたしまして、友達登録いただいた方の中から抽選で50名にリバサポオリジナルTシャツ、これです、ちなみに私も着ているT シャツですけれども、これをプレゼントさせていただきます。このTシャツは、昨年、県内の大学生が河川敷で集めたペットボトルなどのプラごみを再生して作った、環境に優しいTシャツであります。ぜひ、このTシャツを着て河川への思いを馳せていただき、そして、プラごみに対する対応もお願いをしたいと思います。さらに「企業サポーター」の受付も開始をいたしました。この「企業サポーター」、キャンプやサウナ、キッチンカーなど、川をフィールドに行うビジネス、川で回収したプラゴミのリサイクル、清掃活動、水辺でのヨガなど健康関連の取り組みなど、川に関連した取り組みであれば事業内容は問いません。また、無料で民間のコーディネーターが企業の関心事をヒアリングさせていただき、民間のノウハウ・ネットワークを活用し、他の企業や団体、自治体などとのマッチングをします。また、コーディネーターが考案し企画を行う事業者を逆に募集をさせていただいたり、提案をいただいたアイデアの事業化に向けた検討の支援も行いたいので、漠然と川で何かやりたい、そうお考えの企業の方でもぜひ関心がある方は、県のホームページから、まずはエントリーをお願いします。
  最後に、企業と団体のマッチングが成立した第1号事例をご紹介します。越谷市の元荒川、カヌーの体験をしながら川の中のゴミ拾いを行おうというものです。中央グリーン開発株式会社が分譲した住宅地に沿って流れる、この元荒川の清掃を中央グリーン開発と地域の「川の国応援団」である南荻島まちづくりサポーター、そしてカヌーで清掃活動を行ってこられた草加パドラーズ、越谷市にある文教大学が共同して取り組みを行います。地域を流れる元荒川を豊かな水辺として守りたいという共通の思いが、それぞれ立場が異なる企業、団体、大学をつないだ事例です。河川の清掃活動をきっかけとして、マッチングにより地域の活性化が図られ、川を身近な地域の資源として清掃等を通じて守り、将来に伝えていくという意識が醸成されるものと期待しています。マッチング成立による取組事例については、「個人サポーター」向け SNS や、県のホームページで紹介してまいりますので、ご期待をいただきたいと思います。この、SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト、リバサポを通じて「川の国埼玉」を県民、団体、企業のパートナーシップで実現するため、県民のご協力をお願いを申し上げます。私からは以上です。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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