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掲載日:2023年8月22日

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定例記者会見の知事発言内容(8月22日)(テキスト版)※抜粋

本日は私の方から何点かご報告をさせていただきたいと思います。

厳しい残暑が続いております。そんな時に食べていただきたいものがあります。ちょうど私の目の前にありますが、梨であります。今日は、おいしい時期を迎えている埼玉県の梨についてご紹介をさせていただきたいと思います。最初に、私が手に持ってる、まさにこれですけれども、埼玉のブランド梨であります。「彩玉(さいぎょく)」についてご紹介をさせていただきたいと思います。県内では、「幸水(こうすい)」という品種が最も早く出荷をされ、8月の上旬から出回っているところではありますが、8月中下旬のまさに今でありますけれども、「彩玉」が出荷シーズンを迎えております。この「彩玉」、例年とてもおいしいんですが、今年は好天に恵まれて順調に生育し大変甘くておいしい梨が出来上がっているところであります。今日は午前中に、埼玉県果実連合会により、「彩玉」の出来栄えを競う共進会が開催をされました。こちらには、最高賞である埼玉県知事賞を受賞された加須市騎西梨撰果所利用組合(かぞし きさい なしせんかじょりようくみあい)の小川 達男さんがお作りになった素晴らしい「彩玉」をお持ちをいたしました。これが先ほど申し上げた共進会の知事賞に輝いた梨であります。この「彩玉」でありますけれども、県の研究機関におきまして、「新高(にいたか)」と「豊水(ほうすい)」を掛け合わせることによって、開発した品種であり、埼玉県生まれのオリジナル品種であり、世界に誇れる私は素晴らしい梨だと思います。埼玉県内限定で栽培されているブランド梨であります。この「彩玉」、単にこの大きいだけではなく、糖度が平均13度以上と、際立つ甘さが特徴であります。また、550グラム、これもっとあると思いますが、大玉であり、1玉でもボリューム感たっぷりであります。加えて、果汁が非常に多いので、口に含んだ瞬間ジュワッと果汁が溢れてくるみずみずしさとともに、また梨特有のあのシャリ感を味わうことができるという、まさに王道をいく梨であります。この「彩玉」は、みずみずしい甘さのジャンボ梨というキャッチフレーズのとおり、その大きさや食味の良さで、評価をいただいており、贈答用としても大変人気であります。今日は共進会の方がご報告に来ていただいて、共進会の方が言っていましたけれども、「日本一の梨だ」ということで、誇ることができるとおっしゃっていました。ぜひ埼玉の質の高い旬の味覚をご賞味をいただきたいと思います。括弧して書いてありますが、定例記者会見後、記者にも梨を提供しますと書いてありますので味わっていただきたいと思います。また最近では、JA全農さいたまからこちらですけれども、「彩玉」の果汁を使用したグミも販売されています。こちらはJA全農が全国の特産の食べ物を応援しようと作ったブランドである「ニッポンエール」という商品の一つであり、県内のJAの直売所やスーパーなどで販売されていますので、こちらもぜひ手軽に食べられますので、ご賞味いただきたいと思います。

続きまして、「バラエティに富んだ埼玉県の梨」についてご紹介をいたします。本県における梨生産の状況でありますけれども、栽培面積は321ヘクタールと全国11位、額にすると、24億円で10位となっています。この梨は県内で生産される果樹全体の歳出額の約45%を占める主力商品であり、関東の中だけでありますが埼玉県の場合には、県東部、北部の産地を中心に各地で生産をされています。この梨の栽培面積の品種別の割合で言いますと、長年にわたり、大変人気があります「幸水」が56%を占めており、次いで「豊水」、そして「彩玉」、「新高」、「あきづき」などの品種が栽培をされています。このパネルの右側、品種ごとの出荷スケジュールなんですが、ご覧の通り、県内では、8月の上旬から10月下旬にかけて品種をリレーしながら、バラエティに富んだ梨の生産が行われています。今年もシーズンを通して、埼玉県産の梨をそれぞれ梨旬がありますので、ぜひ、その時にすべて味わっていただきたいと思います。続いて、「彩玉を取り扱うJA直売所・観光農園」についてご説明します。この黄色で地図で塗られているところ着色してあるところが、梨を生産している市や町であります。「彩玉」の取り扱いがあるJA直売所、あるいは梨狩りが楽しめる観光農園は主産地であり、県の東部地域と北部地域に多いわけですけれども、西部や南部にも所在をしています。「彩玉」の取り扱いがあるJAの、直売所につきましては県ホームページの埼玉農産物ポータルサイト「SAITAMAわっしょい!」でご紹介をさせていただいてます。おかげさまで大変好評で売り切れの場合もあるため、お早めに直売所などに足を運んでいただきおいしい梨を味わっていただきたいと思います。また、オンラインショッピングを行っている農園等もあるので、こちらもぜひご利用いただきたいと思います。梨狩りができる観光農園は、県ホームページ「グリーン・ツーリズム埼玉」でご紹介をしています。梨狩りは天候や梨の生育状況によって、観光農園が営業していない日もあります。また、車椅子対応であるかとか、トイレの設置状況等につきましては、観光農園ごとに異なりますので、事前にそれぞれ行かれる観光農園に連絡確認の上、足を運んでいただきたいと思います。

最後に、「インスタグラムを活用した埼玉の梨の情報発信」についてご紹介いたします。埼玉の梨、本当においしいんですけれども、若干知名度が低いこういったところもあります。そこで県では、県農産物の魅力をより多くの方々にお伝えし、県産農産物の認知度向上と消費拡大につなげるため、PRを行う方々「埼玉わっしょい大使」として任命をしています。また、県では今年度から新たに、若者等が見たい、知りたい視点で、県の魅力や取り組みをPRするため、若者の興味を引く県に関する投稿を行っていただける方を、埼玉県広報アンバサダーとして任命し、先日、この席上でも皆さまにご紹介をさせていただいたところであります。いずれも、若者に発信力のあるインスタグラムを活用して埼玉県の魅力情報を広報していただいていますが、今回、先ほど申し上げた「彩玉」をはじめとした埼玉の梨をテーマに、それぞれの得意分野を生かしながら、相互に連携をして、情報発信をしていただけるということになりました。具体的には、今月8日に、先ほどのこの埼玉わっしょい大使と、それから4名の方と、それから県広報アンバサダーのうち2名の方に「彩玉」や「幸水」などを栽培している農園をご訪問をいただき、梨の収穫体験などを行っていただくとともに、梨の選別、箱詰め等を行う選果場で梨の糖度を測定するという体験を行っていただきました。そして、当日はフォトグラファーであります県広報アンバサダーの中の「Sakurako(さくらこ)」さんからわっしょい大使の皆さんにスマホでも、簡単にできる撮影テクニックを伝授していただきました。さらに今日の記者会見後、夕方以降になりますけれども、梨農園の見学に参加したわっしょい大使や、県広報アンバサダーの皆さんが「#(ハッシュタグ)埼玉の梨を味わおう」を付けて、それぞれの視点から一斉に投稿を行う予定であります。わっしょい大使の皆さんからは梨そのものの写真、あるいは梨農園や生産者の方々の写真、さらには梨を使ったおいしいレシピの投稿などをしていただけると聞いています。広報アンバサダーのSakurakoさんには、埼玉の梨をテーマにわっしょい大使などをモデルとした透明感のある写真を投稿していただけると伺っています。またわっしょい大使や県広報アンバサダーの投稿は、県公式インスタグラム及び埼玉わっしょい公式インスタグラムでも、タイアップ投稿やリポストをして紹介をいたします。是非ともはわっしょい大使と県広報アンバサダーのアカウントだけではなく、県公式インスタグラムや埼玉わっしょい公式インスタグラムの投稿をご覧いただくとともに、この機会にフォローしていただきたいと思います。そしてぜひ、皆さんからもご家族やご友人にお伝えをいただきたいと思います。またインスタグラムお使いになられてる方には、「#埼玉の梨を味わおう」を付けて、梨に関する投稿もいただきたいと思います。「彩玉」をはじめとする埼玉の梨を盛り上げていただけるようお願いをします。インスタグラム上で、埼玉の梨がバズることを楽しみにしたいと思います。

そして、次のパネルになりますが、こちら打って変わって地震の話です。今年は1923年9月1日に発生した関東大震災から100年目に当たります。関東大震災では、全体で死者・行方不明者約10万5千人、このうち埼玉県では343人の方が犠牲となりました。埼玉県では、関東大震災のような大規模な地震は、幸いにもこれまでのところ発生していませんが、地震はいつ起きてもおかしくありません。「関東大震災100年」、節目の年に、今一度、防災について思いを巡らせていただきたいと思います。今日は、そのきっかけとしていただくため、「九都県市合同防災訓練」について紹介いたします。

毎年、関東大震災の発災日で「防災の日」として定められた9月1日を含む一週間の「防災週間」付近において、「九都県市合同防災訓練」を実施をしております。訓練の目的は、住民の自助・共助の意識の高揚と防災関係機関の相互連携の強化にあります。なお、このパネル右側の写真が今年の訓練のポスターですが、「積み上げた100年をムダにしない」というフレーズのもとに、大きな被害を受けた関東大震災当時のこれは神田の写真だそうです。訓練は、8月27日日曜日午前9時から、志木市役所とその隣にある「いろは親水公園」で実施をいたします。埼玉県と志木市の共催で、地元の埼玉県 南西部消防局をはじめとする県内消防本部、埼玉県警察、自衛隊、消防団、自主防災会、自警消防隊、ライフライン事業者など計53の機関が参加をいたします。今回は、東京都北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生したという被害を想定した実働訓練を行います。実際の志木市役所の庁舎を使って、地元消防の埼玉県南西部消防局が所有している、国内最大、最長・長さ54メートルのはしご車による庁舎4階からの要救助者救助訓練のほか、市役所の隣を流れる新河岸川での水難救助訓練、県や県警ヘリによる要救助者に対する救助訓練等を実施いたします。訓練の様子は、テレビ埼玉第2チャンネルで生中継を行います。また、YouTubeでも配信をいたしますので、「埼玉県九都県市合同防災訓練」で検索をいただき、当日会場にお越しになられない方も是非ご覧をいただきたいと思います。また、同時開催となります志木市主催の防災フェアでは、皆さまに楽しみながら防災に関する知識を学んでいただくイベントが実施されます。その中心となるステージ企画として、アルファ米などの防災食を食べ比べて、自分の好きなものを投票する「防災食グランプリ」、ご自分のお子さんが呼吸停止に陥った場合の救命処置方法を学べる「子どもに”もしも”の一時救命処置講習」、関東大震災や志木市の防災に関するマメ知識を出題する「防災○×クイズ」が開催をされます。そのほか、市役所庁舎内での関東大震災のパネル展、地震体験車などの体験コーナー、防災関連の車両展示などが行われるため、こちらもぜひお越しいただきたいと思います。なお、会場周辺では、交通規制を実施しながら行うため、当日は迂回や公共交通機関のご利用など御協力をお願いを申し上げます。

次に、鴻巣市にある「埼玉県防災学習センター そなーえ」の特別企画展示について紹介します。本県の「防災学習センター そなーえ」は、県民の皆様が災害への備えを学ぶことができる施設でありますが、今年は関東大震災から100年目の節目であることから、9月1日より12月28日まで特別企画展を開催をいたします。内容は、関東大震災の被害状況がわかる当時の映像或いは写真、そして書籍の展示、さらには、大東文化大学防災サークル「STERA(ステラ)」による「関東大震災後の政策について」などの関東大震災に関する研究内容の展示であります。開園時間は午前9時から午後4時半まで、月曜は休館となりますが、8月については毎日開館していますので、ぜひお越しください。災害から自分の身を守るためには、県民の皆様が日ごろから災害が発生したらどのような行動をとればいいかを想像し、次の行動をするための準備をしていただくことが重要であります。「そなーえ」では、地震、煙、消火、暴風の体験ができるほか、防災クイズや展示コーナーなどにより防災について学ぶことができるため、県民の皆様にはこの特別展示もご覧をいただき、普段からの備えと災害時の行動を考えるきっかけとしていただき、万が一の場合に備えていただきたいと思います。

次に「新型コロナの最近の感染動向」です。先般、国は、新型コロナ感染症について住民への注意喚起等の目安について示したところであります。この目安というのは、外来状況、それから定点当たりの報告数、在院者数、確保病床の使用率、この4つになります。この目安における本県の状況ですけれども、まず、外来状況では、直近の「外来ひっ迫あり」としたものが25%を超えることが目安になってますが、現在14.6%であり、これを超える状況にはありません。次に、直近1週間の定点当たりの報告数、これ毎週お知らせしてますが16.36人であり、前週は14.7ですから、緩やかな増加傾向が続いてはいるものの、国が示した目安は下回っているという状況であります。で、ひとつ飛んでですけれども、病床確保の使用率、これは50%を超える場合となってますけれども、現在県が確保している病床は、重症病床73床で、それに対して重症患者16名が入院しているため、病床の使用率は21.9%であり、基準値である50%を下回っています。これらは今まで通り、基準値を下回っていますが、上から3つ目の在院者数につきましては、基準値、これはオミクロン株のこれまでで最大の入院者数の半分(後に訂正:オミクロン株による感染拡大ピーク時の入院者数の半分)を目安とするということになっていますので、埼玉県の場合には875人が目安になります。この875人を8月17日に超えることとなりました。それ以降、昨日に至るまで、4日連続で基準を上回っているところであります。多くの方が入院されているということは、幅広い医療機関でコロナ患者を受入れていただいていることでもあります。県医師会をはじめとする医療機関の皆様での、これまでのご尽力・ご協力にここで改めて感謝を申し上げたいと思います。ただ、先ほど申し上げた通り、全体的に緩やかな上昇、或いは増加であるものの、そのうちの1つの目安が超えたということであります。なお、入院者数のピークというのは、例えば外来ですとか、陽性者のピークから少し遅れてくるというのが、これまでの私たちの経験上の知識であります。先週の定点観測の結果がまだ明らかになっていませんので、まだわかりません。本県の新規陽性者数がピークにあるのかどうか、或いはその後の状況どうなってるか、まだ最新の状況はわかりませんが、さらなる入院者数の増加も今後想定をされる中であります。医療機関の皆様には、引き続きご協力をお願いを申し上げたいと思います。目安のひとつが基準を超えたということで直ちに深刻な状況にあるとか、或いは何か制限するとか、そういった話には全くなりませんけれども、新規陽性者数は、先ほど申し上げた通り、緩やかながらも引き続き増加傾向にあり、そして、少し遅れて出てくる入院者数は、さらに遅れてピークが迎えられるということになる傾向にこれまでありますので、これまで以上の感染防止対策にご留意をいただきたいと思います。

そこで、私の方からお願いであります。コロナは依然として、高齢者や基礎疾患のある方にとって、重症化などリスクの高い病気であり続けていることに変わりはありません。来週には新学期が始まり、夏休みも終盤となって参りましたが、ぜひですね、夏休み、やっと取れた。久しぶりに誰々に会える、こういったこともあろうと思いますけれども、楽しみであった予定であったとしても、体調が悪い時には外出は控えていただきたい。そして、安静にしていただきたいと思います。また、体調が悪化した時には、医療機関を受診していただく必要がありますが、受診に迷う場合には、「埼玉県コロナ総合相談センター」にお電話でご相談をいただきたいと思います。また、急な発熱もあります。そういった場合には、抗原検査キットや解熱鎮痛剤、さらには経口補水液等もご用意をいただきたいというふうに考えています。重症化予防のためには、ワクチン接種も重要であります。春開始接種の期間は9月19日までの予定となっています。高齢者の方、或いは基礎疾患をお持ちの方は、ワクチン接種をぜひご検討をいただきたいと思います。「うつさない、うつらない」。日頃の体調管理、手洗いや部屋の換気など、基本的な感染防止対策は有効でありますので、その継続にもご協力をお願いを申し上げます。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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