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掲載日:2023年10月20日
Q 井上航 議員(県民)
私がこの間、様々な県庁舎を見てきた事例で最も多かったのは、既存の場所から新たな場所に移転をする、その移転先は車やバスでないと行けないような立地、そして高層建築になっていて展望台がある、こういうようなパターンでした。個人的な意見となりますが、こういう事例は一世代前の庁舎の在り方かなと思っております。
このような郊外型の事例は、いずれも2021年の統計で世帯当たり乗用車台数において1世帯当たり1台を超える県における事例でした。埼玉県は0.948と1を下回る県となっています。
私は、やはり車による来庁を前提とした立地とはすべきではないと考えております。DXの推進で来庁しなくてもよくなることは歓迎すべきですが、広く県民への交通利便性を確保すべきと考えます。また、通勤としての立地も考慮すべきであって、それは職員の採用や働き方にも関わってくる課題です。
以上、私の考えをるる述べさせていただきましたが、知事の県庁舎の位置の在り方に対する御所見を伺います。
A 大野元裕 知事
県庁舎の「位置」に関しましては、地方自治法第4条第2項に記載があり、「位置を定め又はこれを変更するにあたっては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない。」とされており、議員から御指摘のありました交通事情についても考慮する必要がございます。
最適な交通手段につきましては、道路や鉄道の整備状況など自治体の置かれた状況によっておのずと異なるものと考えます。
また、議員お話しの乗用車台数など本県の交通事情も踏まえ、道路交通網と公共交通機関からのアクセスとのバランスなども十分考慮するとともに、DXの進展も踏まえ、県民の利便性を最優先に、県庁舎の「位置」に関わる検討を総合的に進めたいと考えております。
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