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掲載日:2023年10月20日
Q 井上航 議員(県民)
知事は、1期目に続き、今回の選挙でも自身の政治姿勢を「無所属県民党」と称されました。私たちの会派名である「無所属県民会議」ともよく似ております。
ここで約12年前、私たちが会派名を決める際のエピソードを紹介したいと思います。政党所属ではないことを明示するため、会派名にも「無所属」を入れよう。政党の論理ではなく、県民のために活動するという意味で「県民」というフレーズを入れよう。そして、県民の声を聴き、自由闊達な議論を行う会派にしようとの思いから「会議」というフレーズを取り入れることとしました。
さて、知事も「無所属県民党」という言葉を安易に使ったのではないと思います。一方、このスタンスを貫き続けることは決して容易ではありません。そのことは我々が身をもって経験しております。「無所属県民党」を名乗った知事には、慣れ合いやしがらみとは一線を画し、開会日の就任挨拶でも触れておられた県民本位の立場を貫いてほしいという、県民の願いが寄せられたものと思います。
以上を踏まえ、知事は2期目の県政運営に当たっても選挙の際の約束どおり、公平・公正、県民本位、一党一派に偏らず是々非々で臨むものと考えてよろしいか、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
地方自治体である県は、知事と県議会議員が共に直接選挙で選ばれる二元代表制であります。
その二元代表制において、より良い政策を実現していくためには、知事と県議会とがそれぞれ置かれた立場から互いに切磋琢磨をし、緊張感を持って是々非々で議論を積み重ねることが重要であると考えています。
また、県行政は可能な限り広く県民の利益を代表するべきであり、国政政党の考え方に縛られることは適切ではないと考えてまいりました。
このため、私は先の知事選挙において複数の政党支部、つまり県組織からの御支持は頂きましたが、1期目と同様、どの政党からも公認、推薦を受けない「無所属県民党」として選挙に臨み、どの政党とも政策協定を結ぶこともございませんでした。
こうした私の考えは一貫しており、今後の県政においても、しがらみやなれ合いが生じることは一切ありません。
なお、一部には政党から要望を受けると政党と一体化するといった主張があったようですが、可能な限り広く県民のお声や要望を受けることは当然であり、要望を受けたとしても政党と一体化することはありません。
2期目の県政運営に当たり、私は、どの政党とも分け隔てなく是々非々で議論ができる関係を維持し、幅広い県民の皆様の声を県政に反映させることで、県民本位の県政を実現してまいります。
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