トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年2月定例会 > 令和7年2月定例会 委員長報告 > 令和7年2月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」
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人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興に関する総合的対策」でありますが、今回は、「グローバル人材の育成について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「グローバルリーダー育成プロジェクトと埼玉と世界をつなぐハイブリッド型国際交流に関し、どのような成果が出ているか。また、現地訪問経験者の学びをどのように共有しているのか」との質問に対し、「グローバルリーダー育成プロジェクトについては、参加生徒から、何事にも挑戦するマインドを持てるようになった等の意見があった。また、アンケートでは、『世界の様々な問題解決に役立つ人材になりたい』との項目に、とてもよく当てはまると回答した生徒の割合が増えた。また、ハイブリッド型国際交流については、海外派遣やオンライン交流により、外国語によるコミュニケーション能力の育成を図ることができた。学びの共有については、参加した生徒が全校集会や文化祭等で発表を行っている」との答弁がありました。
次に、「さいたま市の英語力が全国的にも高く、よい先例であるが、ほかの市町村の英語力はどうか。比較して差があるとすれば、その対応にどう生かしていくのか」との質問に対し、「62市町村の平均は、さいたま市には及ばないが、全国的な平均から劣っている状況ではないと認識している。一方、さいたま市では、国の特例校制度を使い、小学校低学年から授業時数を増やすなど、様々な取組をしている。さいたま市の取組も参考にしながら、県全体の英語力向上に取り組んでいく」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、教育改革について、「県立高校学際的な学び推進事業において、多面的多角的に考えられるような思考の育成をする、クリティカルシンキングの立場も入れて課題を作成すること」。
次に、文化の振興について、「和文化フェスタを含む伝統芸能等の魅力発信について、次世代を担う若年層を含め、幅広い世代への発信を更に強化していくこと」。
次に、スポーツの振興について、「各種メディアを活用し、『すぽったま!』の登録者数増加に取り組むこと」。
次に、グローバル人材の育成について、「留学を目指す中高生やその家庭に対し、積極的かつ有益な情報提供に努めること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、本委員会に付託されております案件につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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