埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

印刷

ページ番号:266009

掲載日:2025年3月26日

令和7年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(田村琢実議員)

県庁舎・県有施設の建替えについて-県立図書館の建替えについて-

Q 田村琢実 議員(自民)

現在策定中の北部地域振興交流拠点の基本構想には新埼玉県立図書館の機能が示され、さきに開催された教育委員会では、現在ある二つの県立図書館の窓口機能のみを集約して設置し、図書の貸出し等については、図書保管場所から市町村図書館へ貸し出すシステムとすることが示されました。
市町村図書館が進化している現状において、県立図書館の役割を明確にして施設整備を行う方針については、一定の評価をするところであります。
ここで、新埼玉県立図書館を整備するに当たり、県の文書館を統合することを提案いたします。文書館は埼玉県の歴史や文化に関する貴重な資料を収集、保管、公開している施設です。明治初期から昭和22年までの埼玉県行政文書1万1,259点は、国の重要文化財に指定されています。この文書館の事務は、県立図書館の事務と重複するところがあり、行政事務の集約、効率化の観点からも、県立図書館と文書館の統合が必要であると考えますが、知事の所見を伺います。

A 大野元裕 知事

県立図書館は、刊行された図書等を収集し、貸出等を行うことで、県民の生涯学習や調査研究に資することを目的としております。
他方、県立文書館は、県が作成した公文書や、寺社や旧家に伝わる歴史的価値のある古文書等を収集し、閲覧に供するだけでなく、本県における歴史・文化の研究にも取り組んでおります。
また、重要文化財に指定された埼玉県行政文書など、貴重な資料を管理することから、図書館にはない温湿度管理できる特別な収蔵室を整備しております。
このように図書館と文書館では、取り扱う資料や管理方法は異なりますが、資料を県民に公開するサービスを実施している点については共通する面があることから、統合のメリットもあると考えます。
また、歴史的文書についてはデジタル化が進んでおらず、全国的なデータベース化等を活用した分析に資さないなどの専門家の意見もお聴きしており、デジタル化を図るなどの見直しも必要かと思います。
一方、平成30年度に文書館の大規模改修を行っていること、統合することとなれば、それに伴う経費も必要になることなど課題があります。文書館には、知事部局等が作成した公文書の管理を委任していることからも、今後の文書館の在り方については、多方面にわたり、教育委員会と共に検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

スマートフォン版を表示する