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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(戸野部直乃議員)

障がい者家族(介護者)のレスパイトについて-家族の緊急時等の障がい者の受け入れ先確保の状況について-

Q 戸野部直乃 議員(公明)

障がい者を抱える御家族から、親亡き後の子供の生活への不安に加え、親が入院する際、障がいのある子供の預け先が見つからないという緊急時の預け先の相談が多く寄せられています。
平成26年6月定例会で、我が団の塩野正行議員が提案した看護師が常駐する介護老人保健施設での障がい者の短期入所受け入れが、その後実現いたしました。こうした取組が加わったこともあり、埼玉県障害者支援計画で掲げる短期入所の見込み数は、順調に達成されています。
それにもかかわらず、介護者である家族の緊急時等に預け先が見つからないという御相談が後を絶たない要因はどこにあるのでしょうか。緊急時の受け入れ先である短期入所施設の確保状況や利用率について、また、県は課題をどのように認識し、どのように市町村を支援しているのか、福祉部長の見解を伺います。

A 細野正 福祉部長

本県の短期入所施設は、令和6年3月末現在で、358か所、1,068床整備されています。
本年8月の利用実績は、1日当たりの平均利用者数が約608人となっており、利用率は約57%となります。
次に、課題をどのように認識し、どのように市町村を支援しているのかについてです。
課題といたしましては、平均利用率は6割未満とはいえ、特定の季節や曜日など需要の多い時期、又は特定の地域に利用希望が集中すると、利用の希望に応えきれていないことがございます。
また、初めて利用する方から突発的に利用希望があった場合、短期入所事業所では、対応への不安などの理由で、やむを得ずお断りするケースがあることが分かりました。
こうした課題にしっかりと対応していかなければなりません。
そこで、まずは、受け皿を十分に確保できるよう、グループホームなどの障害福祉サービスを計画、実施する事業者に対し、短期入所の併設を働きかけるなどにより、整備を促し、受け皿の量的な確保を一層図ってまいります。
また、緊急時のスムーズな利用につなげるため、平時から体験利用などを活用し、障害者と短期入所事業者との間で顔の見える関係を構築することが重要であることを、相談支援事業所や家族会などにお伝えするとともに、その活用を働きかけてまいります。
県といたしましては、こうした対応を通じて、市町村における緊急時の障害者の受け入れ体制の充実を支援してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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