トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和6年12月定例会 > 令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 12月11日(水曜日) > 戸野部直乃(公明) > 令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(戸野部直乃議員)
ここから本文です。
ページ番号:262841
掲載日:2024年12月27日
Q 戸野部直乃 議員(公明)
「闇バイト」は、SNSでの「高額報酬」といった勧誘に若者が応募するケースが多く見られています。応募後に「闇バイト」と気付き、断ろうとしても、事前に提供した個人情報を盾に、本人や家族への危害をほのめかされ、犯行に至るケースも多いとされています。
警察庁は、「闇バイト」に応募した人の保護を目的に、警察への相談を呼び掛ける動画をSNSに投稿しています。また、AI、人工知能を活用して、「闇バイト」の募集投稿に対し警告を行う取組も進めています。その結果、応募者の保護は、11月末時点で全国125件に上っています。
また、鳥取県では、漫画やSNSを活用した若者向けの啓発を独自に計画しています。未来ある若者を犯罪から守るため、鳥取県のような若者向けの対策を参考にするとともに、若者からの相談に柔軟に対応する取組が必要と考えますが、警察本部長の見解をお聞きいたします。
A 野井祐一 警察本部長
本年8月以降、関東地方を中心に悪質な強盗事件などが相次いで発生しており、これらの事件では、SNS等で犯罪実行者が募集され、若者が犯罪行為に加担している状況が窺えます。
県警察では、SNS等を通じてそれと分からないように犯罪実行者を募集する投稿に対して、県警公式のアカウントにより、警告を行っているほか犯罪グループに巻き込まれないよう注意喚起文を投稿しているところです。
また、安易に不審な募集の投稿に応募することの危険性を多くの若者に知ってもらうため、Youtubeの埼玉県警察公式チャンネルに啓発動画を公開しているほか、地元の学生や防犯ボランティアとともに街頭キャンペーンを実施するなどの広報啓発を推進しています。
更に、大学生、高校生等に対しては、防犯講話として、警察官が直接学校に訪問し、犯罪実行者の募集にそれと知らずに応募してしまうことの危険性について、注意喚起を行っているところです。
加えて、こうした募集に一旦は応募してしまった若者から相談があった際には、その方が被害に遭うことがないよう安全を確保するなど、適切に対応しているところです。
県警察としましては、未来ある若者が犯罪に加担しないよう、引き続き、広報啓発及び相談活動を推進してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください