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掲載日:2024年5月17日
Q 新井一徳 議員(自民)
目標の明確化をということで、現代社会は複雑多様化し、課題も多岐にわたります。このため、解決に向けて部局横断での取組の必要性というものについては、私も認識しております。ただ、やっぱりステークホルダーも多数存在することから、当然ながら長い時間を要するということも重々に承知しております。
先ほど知事から、プラットフォーム型の説明を頂きました。実際に、特に部局横断の場合は、長期の時間軸に加えてテーマも壮大になる部分もありますので、その目的を実現するための目標の具体的な設定が困難なことはよく分かります。
ただ、その数値などですね、明確化されていないものも結構散見されるなというのが私の印象であります。この目標の明確化について、知事のお考えをお伺いします。
A 大野元裕 知事
部局横断のプラットフォーム型プロジェクトのテーマは、時代の変革に対応する重点政策に関連するものであることから、一部を除き5か年計画にも連動させており、5か年計画に掲げた数値目標の中から、そのプロジェクトにふさわしい適切な数値目標を設定するようにしております。
例えば、先ほど申し上げた埼玉版スーパー・シティプロジェクトでは、5か年計画でプロジェクトに取り組む市町村数を施策目標に掲げていることから、今年度、取組団体は46まで拡大をいたしました。
子供・子育てプロジェクトでは、テーマが広範であることから取組内容の重点化を図っており、そのうちの「子供の居場所づくり」については、5か年計画で設定した数値目標である子供の居場所の数と連動させて取り組んでおります。
議員御指摘のとおり、プラットフォーム型のプロジェクトにおいては、テーマが広範になる場合にはより一般的な目標になりがちであります。
そこで、プロジェクト・マネージメントの手法を取り入れた、より短期のプロジェクトについても組み合せ、そこでは期限とより詳細な数値目標を明示したいと思います。
今後とも、各プロジェクトごとに、5か年計画とも連動させつつ、必要に応じて適切な数値目標を設定し、なおかつ、プロジェクト・マネージメント型のより短期のプロジェクトを取り込める場合には、それに取り組み、明確な目的設定に向け着実に取り組んでまいりたいと思います。
再Q 新井一徳 議員(自民)
1点確認でありますけれども、先ほど知事から子供・子育てプロジェクトの件を御説明いただきました。このプロジェクトで言うならば、私は思うんですけれども、やっぱり一番大きな部分というのは出生率を上げることだと思います。5か年と連動するという今お話がありましたけれども、5か年の中では、たしか1.66まで合計特殊出生率を上げたいという目標があったと思います。
このプロジェクトで言うならば、先ほど目標の明確化をということを言いましたけれども、当然ながらこの1.66にするというのは、このプロジェクトの大きなテーマの一つになっているということでよろしいんでしょうか。
再A 大野元裕 知事
まず、直接のお答えの前に少し構造を説明させていただきたいんですけれども、子供・子育てプロジェクトの場合には、最終的には出生率が1つの目標になると思いますけれども、ただし、子供・子育てプロジェクトは、例えば経済状況、結婚、それから出産、さらには子育て、あるいは男性と女性の仕事の在り方とか、様々なものがその中には私は関わっていると思います。
そこで、全体は1つのプロジェクトではありますけれども、それぞれについて明確な目標を定めなければ、最終的な出生率の達成ができないという構造になっています。
そこで、5か年計画については、出生率についての目標は定めておりますけれども、プロジェクトにおいては、先ほど申し上げた、より明確にプロジェクト・マネージメントの手法ができる場合には、より明確で、しかも、到達ができるかできないかが、はっきりするものを組み合わせる、こういう趣旨でございますので、5か年計画の目標はもちろん、しかし、プロジェクトにおいては、その中でいくつかの小分けの目標が出てくるという形になっております。
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